かつらぎおり【葛城織】
厚地の木綿綾織物。作業衣・白衣などに使用。
かつらぎがわ【葛城川】
奈良県北西部を流れる川。大和川水系の一。金剛山地の金剛 (こんごう) 山東斜面に源を発して北東流し、奈良盆地中西部の田園地帯をうるおし北葛城 (かつらぎ) 郡広陵町北部で大和川支流の曽我 (そが) 川に合流する。長さ25キロ。
かつらぎさん【葛城山】
奈良県と大阪府の境にある山。標高959メートル。古くは南方にある金剛山を含めていった。修験道の霊場。謡曲「葛城」の地。大和 (やまと) 葛城山。 和歌山県と大阪府の境にある山。和泉 (いずみ) 山脈の主峰で、標高858メートル。和泉葛城山。
かつらぎし【葛城市】
⇒葛城
かつらぎしんとう【葛城神道】
⇒雲伝神道 (うんでんしんとう)
かつらぎのかみ【葛城の神】
大和の葛城山に住むとされる神。一言主神 (ひとことぬしのかみ) をいう。役 (えん) の行者の命令で葛城山と金峰山 (きんぶせん) との間に岩橋を架けることになったが、容貌 (ようぼう) の醜いのを恥じ、夜しか働かなかったので完成しなかったという伝説から、物事が成就しないときや、顔の醜い人などの例に引かれる。→久米の岩橋「つたなや蔦 (つた) の葉の—姿、恥づかしや由なや」〈謡・定家〉