親思う心にまさる親心
《吉田松陰の歌「親思ふ心にまさる親心けふの音づれ何ときくらん」から》子が親を思う心よりも、子を思いやる親の気持ちのほうがはるかに深いということ。
親が親なら子も子
親が悪事を働き、子もまた悪事を働いた場合、その親子を非難する言葉。
親に似ぬ子は鬼子
親に似ていない子は人の子ではなく、鬼の子である。子は当然親に似るものであるということ。
親の因果が子に報ゆ
親のした悪業の結果がその子に現れて、罪もないのに災いを受ける。
親の顔が見たい
《「育てた親の顔を見たい」の意》よその子の言動に呆れて発する言葉。
親の心子知らず
親が子を思う気持ちが通じないで、子は勝手気ままなものであるということ。
親の脛を齧る
子が自立できないで、親に養われている。「まだ—・る身なので」
親の光は七光
親の社会的地位や名声が高いと、子はそのおかげを受けることが大きいということ。親の七光。
親の欲目
親はわが子がかわいいため、実力以上に評価すること。
親は無くとも子は育つ
実の親がいなくとも、子はどうにか成長していくものだ。世の中のことはそう心配するほどのこともないというたとえ。