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謡曲四番目物零落の身の佐野源左衛門尉常世は、大雪の夜、旅僧に身をやつした北条時頼を泊め、秘蔵の鉢の木を焚 (た) いてもてなし、いざ鎌倉のときの決意を語る。後日、それが報いられ、旧領回復と鉢の木にちなむ三領地を与えられる。

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