一斑を見て全豹を卜す
《「晋書」王献之伝から》物事の一部を見てその全体を推し量る。一斑を見て全豹を知る。
一飯の徳
《「史記」范雎伝から》たった一度の食事を恵まれただけの恩。わずかな恩恵。一飯の恩。
いっぱんいし【一般意志】
《(フランス)volonté générale》私利を追求する個々の意志の集合(全体意志)ではなく、共同の利益のため利己心を捨てて一体となった人民の意志。ルソーが使用しはじめた用語。
いっぱんいみろん【一般意味論】
《general semantics》事物の記号にすぎない言葉と事物そのものとを混同して同一視するところから誤った判断に陥りがちな人間心理の盲点を摘出し、それからの救済策を考える実践的意味論。米国のコージブスキー(A.H.S.Korzybski)が提唱した。
いっぱんか【一般化】
[名](スル) 1 広く行き渡ること。また、全体に通用させること。「週休二日制が—する」 2 論理学で、さまざまな事物に共通する性質を抽象し、一つの概念にまとめること。概括。普遍化。
いっぱんかいけい【一般会計】
国および地方公共団体で一般の歳入歳出を経理する会計。→特別会計 [補説]日本の一般会計(決算額)の推移【昭和55(1980)】《入44.0》税26.9/国14.2/他3.0《出43.4》般31.0/債5.5/地7.0【昭和60(1985)】《入54.0》税38.2/国12.3/他3.5《出53.0》般33.1/債10.2/地9.7【平成2(1990)】《入71.7》税60.1/国7.3/他4.3《出69.3》般39.0/債14.3/地15.9【平成7(1995)】《入80.6》税51.9/国21.2/他7.4《出75.9》般50.8/債12.8/地12.3【平成12(2000)】《入93.4》税50.7/国33.0/他9.6《出89.3》般53.0/債21.4/地14.9【平成17(2005)】《入89.0》税49.1/国31.3/他8.7《出85.5》般50.9/債18.7/地15.9【平成22(2010)】《入100.5》税41.5/国42.3/他16.7《出95.3》般57.4/債19.5/地18.4単位は兆円で百億円以下を四捨五入。入=歳入、税=租税および印紙収入、国=国債、他=その他出=歳出、般=一般歳出、債=国債費、地=地方交付税交付金
いっぱんかいけいさい【一般会計債】
地方債の一つ。道路・治水・港湾整備などの一般公共事業、公営住宅の建設、義務教育・社会福祉施設の整備などの資金に充てるために地方公共団体が発行する。
いっぱんがいねん【一般概念】
個々の事物のいずれにも同一の意味で適用される概念。魚・木・人間などの類。普遍概念。⇔単独概念。
いっぱんかく【一般角】
二つの半直線が角をつくるとき、基準となる一方の半直線(始線)から他方の半直線(動径)がどれだけ回転したかの量。回転の向きによって、正・負の別をつける。
いっぱんかりいれとりきめ【一般借入取(り)決め/一般借入取極】
⇒ギャブ(GAB)