掠める（かすめる）とは？意味・読み方・使い方

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意味
例文
慣用句
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かす・める【^×掠める】
の解説

［動マ下一］［文］かす・む［マ下二］

１すきをうかがって、すばやく盗む。「財布を—・める」

２人の見ていないすきに、こっそり何かをする。「上役の目を—・めてサボる」

３すれすれに通り過ぎる。かする。「ツバメが軒先を—・めて飛ぶ」

４思いなどがちょっと現れてすぐ消える。よぎる。「不安が脳裏を—・める」

５ほのめかす。
1. 「あらはに言ひなさで、—・め愁へ給ふ」〈源・東屋〉

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

掠めるの例文(11)

出典：青空文庫

･･･つの変化がちらと心を掠めるのであった。部屋が暗くなると夜気がことさ･･･梶井基次郎「ある崖上の感情」
･･･ぬ春の香を送って面を掠める。佳い心持になって、自分は暫時くじっとし･･･国木田独歩「画の悲み」
･･･立たぬ間に余の右側を掠めるごとく過ぎ去ったのを見ると――蜜柑箱のよ･･･夏目漱石「琴のそら音」

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