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辞書
《「やきだち」とも》焼き鍛えた太刀。
「—の稜 (かど) 打ち放ち大夫 (ますらを) の祝 (ほ) く豊御酒 (とよみき) に我酔ひにけり」〈万・九八九〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
やきたちの【焼き太刀の】
[枕] 1 太刀を身辺に添える意から、「辺 (へ) 付かふ」にかかる。「—辺付かふことは幸 (さき) くや吾が君」〈万・六四一〉 2 焼き鍛えた太刀は鋭い意から、「利 (と) 」にかかる。「—利心も我は思ひかねつも」〈万・四四七九〉
やきたちを【焼き太刀を】
[枕]焼き鍛えた太刀は鋭い意から、「利 (と) し」と同音をもつ地名「砺波 (となみ) 」にかかる。一説に、太刀を研ぐ意からともいう。「—砺波の関に」〈万・四〇八五〉
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