白虹日を貫く
《「戦国策」魏策から》白い虹が太陽を貫いてかかる。白い虹を兵の、太陽を君主の象徴と解釈することによって、兵乱が起こり、君主に危害を加える予兆とされた。
はっこうじけん【白虹事件】
大正7年(1918)に大阪朝日新聞が掲載した記事をめぐる筆禍事件。米騒動に関する記事の掲載を禁止した寺内正毅内閣を糾弾するジャーナリストの集会を報じた記事の中で、国に兵乱が起こる凶兆を意味する「白虹日を貫けり」という故事成語を用いたことから、朝憲紊乱にあたるとして新聞私法違反に問われた。右翼団体が新聞社社長に暴行を加える事件も起こり、同新聞社は論調の転換を余儀なくされた。白虹筆禍事件。大阪朝日新聞筆禍事件。
はっこうひっかじけん【白虹筆禍事件】
⇒白虹事件