石橋を叩いて渡る
堅固に見える石橋でも、なお、安全を確かめてから渡る。用心の上にも用心深く物事を行うことのたとえ。
いしばししあん【石橋思案】
[1867〜1927]小説家。武蔵の生まれ。本名、助三郎。尾崎紅葉らと硯友社 (けんゆうしゃ) を創立。作品に「乙女心」「わが恋」「京鹿子」など。
いしばしたんざん【石橋湛山】
[1884〜1973]政治家。東京の生まれ。東洋経済新報社に入社し、自由主義的立場から普通選挙論などの論陣を張った。第二次大戦後、蔵相・通産相を歴任。昭和31年(1956)石橋内閣を組織したが、約2か月で病のため総辞職。中国やソ連との交流促進に尽力。→岸信介
いしばしにんげつ【石橋忍月】
[1865〜1926]評論家・小説家。福岡の生まれ。本名、友吉。東大在学中から評論を書き、「舞姫」の批評に発した森鴎外との論争は有名。文芸評論家山本健吉の父。