即位礼・大嘗会 (だいじょうえ) ・元日の節会 (せちえ) などの大儀に着用した礼装。大宝の衣服令により、隋・唐の制に倣い制定。皇太子・皇族、五位以上の諸臣・内命婦 (ないみょうぶ) が着用し、位階により区別があった。
出典:青空文庫
・・・主の遺訓の石版と、大礼服を着ていかめしく構えた父の写真の引き延ば・・・ 有島武郎「親子」
・・・人数がずらりと並ぶ、礼服を着た一揆を思え。 時に、継母の取った手・・・ 泉鏡花「革鞄の怪」
・・・大隅君には、礼服が無かった。けれども、かれは豪放磊落を装い、かま・・・ 太宰治「佳日」