《Cosmic Background Explorer》1989年にNASA(米航空宇宙局)が打ち上げた宇宙背景放射探査機。宇宙背景放射の正確な全天地図の作成、スペクトルの詳細な観測、遠赤外線を放出する初期銀河の検出を行った。その結果、宇宙背景放射の10万分の1というごくわずかな温度ゆらぎ(異方性)を発見し、放射のスペクトルがビッグバン後の黒体放射として予想されるものと完全に一致することがわかった。これらの業績により米国のジョン=マザーとジョージ=スムートは2006年のノーベル物理学賞を受賞した。