岐阜県飛騨市、旧神岡鉱山内に建設された東京大学宇宙線研究所の重力波望遠鏡。地面振動が少なく温度湿度安定した鉱山内に基線長3000メートルのレーザー干渉計設置し、さらにサファイア光学素子と検出器をセ氏零下253度に冷却することで、検出精度の向上を図った。ブラックホール形成連星パルサー連星ブラックホールの合体などを起源とする重力波の直接的な検出目的とする。令和2年(2020)2月に連続観測を開始米国LIGOなど他の重力波望遠鏡との同時観測により、重力波源のより正確な位置決定が可能となった。大型低温重力波望遠鏡。LCGT(Large-scale Cryogenic Gravitational wave Telescope)。

[補説]名称のKAはkamioka(神岡)、GRAはgravity(重力)・gravitational wave(重力波)から。

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。