ああえたじま【あゝ江田島】
菊村到の小説。昭和33年(1958)刊。太平洋戦争末期の海軍兵学校を舞台とする青春群像劇。昭和34年(1959)、村山三男監督により映画化。
あい‐かたら・う【相語らふ】
[動ハ四] 1 互いに語る。語り合う。「仏師のもとに行きて—・ひて」〈今昔・四・一六〉 2 親しく交わる。また、男女が親しい関係になる。「ねむごろに—・ひける友だち」〈伊勢・一六〉 3 自分の仲...
あい‐がかり【相懸(か)り】
1 将棋の序盤で、両方とも同じ駒の陣形を作って攻め合うこと。 2 敵味方が同時に攻めかかること。「東西より—に懸かって」〈太平記・三一〉
あい‐ざめ【藍鮫】
1 ツノザメ科アイザメ属の海水魚の総称。日本では、アイザメ・オキナワヤジリザメ・ゲンロクザメ・タロウザメの4種が太平洋側の深海にすむ。全長約1メートル。 2 藍色を帯びる鮫皮。刀剣の柄や鞘(さや...
アイスランド‐ていきあつ【アイスランド低気圧】
北大西洋のアイスランドを中心とする海域に、ほぼ定常的に存在する大きな低気圧。太平洋のアリューシャン低気圧と同じく、亜寒帯低圧帯に属す。冬に最も発達し、夏は中心がやや東に移動して分裂し、カナダのバ...
居座る
1〔動かずにそのままいる〕stay on;〔留任する〕remain 「in one's position [in office](▼officeは公職)梅雨前線が太平洋岸に居座っているThe s...
沿岸
the coast沿岸の along the shore; coastal太平洋沿岸の都市cities on [along] the Pacific琵琶湖沿岸のホテルa hotel on Lak...
えんがんの【沿岸の】
along the shore; coastal太平洋沿岸の都市cities on [along] the Pacific琵琶湖沿岸のホテルa hotel on Lake Biwa金沢は日本海...
横断
1〔渡ること〕横断する cross;《文》 traverse道路を横断するcross [go across] a street交通規則を無視して道路を横断するjaywalkここで道路が線路を横断...
海難
〔海上の災難〕a sea disaster;〔難破〕a shipwreck太平洋上で海難に遭ったThey 「were shipwrecked [met with a disaster] in t...
ピース
[共通する意味] ★戦争がなく、世の中が穏やかにおさまっている状態。[英] peace[使い方]〔平和〕(名・形動)▽世界の平和を願う▽戦争が終わって平和が戻った〔太平〕▽世が太平になる▽天下太...
へいわ【平和】
[共通する意味] ★戦争がなく、世の中が穏やかにおさまっている状態。[英] peace[使い方]〔平和〕(名・形動)▽世界の平和を願う▽戦争が終わって平和が戻った〔太平〕▽世が太平になる▽天下太...
たいへい【太平】
[共通する意味] ★戦争がなく、世の中が穏やかにおさまっている状態。[英] peace[使い方]〔平和〕(名・形動)▽世界の平和を願う▽戦争が終わって平和が戻った〔太平〕▽世が太平になる▽天下太...
あんらく【安楽】
[共通する意味] ★心配事や苦労などのないさま。[英] easy; easygoing[使い方]〔気楽〕(形動)▽一人暮らしは気楽でいい▽気楽にやっています▽気楽な人〔のんき〕(名・形動)▽こう...
のんき
[共通する意味] ★心配事や苦労などのないさま。[英] easy; easygoing[使い方]〔気楽〕(形動)▽一人暮らしは気楽でいい▽気楽にやっています▽気楽な人〔のんき〕(名・形動)▽こう...
いけんいっせつ【夷険一節】
平和で順調なときも逆境にあるときも、節操を変えないこと。▽「夷険」は土地の平らな所と険しい所の意。太平と乱世、また、順境と逆境のたとえ。「節」は節操の意で、節義を守って変えないこと。
うんこううし【雲行雨施】
雲が空に流れ動いて雨が降り、万物をうるおして恩恵を施すこと。また、天子の恩恵が広く行き渡るたとえ。天下が太平であることのたとえ。▽「雲くも行ゆき雨あめ施ほどこす」と訓読する。
がんぽこふく【含哺鼓腹】
人々が豊かで、太平な世を楽しむたとえ。食べ物を口に含み、満腹になって腹つづみをうつ意から。▽「哺」は口に含んだ食べ物。「含哺」は食べ物を口にほおばることで、満腹の意。「鼓腹」は腹つづみをうつこと。「哺ほを含ふくみ腹はらを鼓こす」と訓読する。
ぎょうふうしゅんう【尭風舜雨】
尭帝や舜帝のような聖天子の恵みが天下に行き渡っているのを風雨にたとえていう語。転じて、天下太平の世の意。
こふくげきじょう【鼓腹撃壌】
太平の世の形容。太平で安楽な生活を喜び楽しむさま。善政が行われ、人々が平和な生活を送るさま。満腹で腹つづみをうち、足で地面をたたいて拍子をとる意から。▽「鼓腹」は腹つづみをうつこと。「壌」は土・地面。「撃壌」は地面をたたいて拍子をとること。一説に木製の履物を遠くから投げて当てる遊びの名ともいう。「腹はらを鼓こし壌つちを撃うつ」と訓読する。「撃壌鼓腹げきじょうこふく」ともいう。
いけなみ‐しょうたろう【池波正太郎】
[1923〜1990]小説家・劇作家。東京の生まれ。新国劇の戯曲を執筆した後、長谷川伸に師事。庶民的な作風と会話文のテクニックを生かした時代物で人気を集める。「錯乱」で直木賞受賞。他に「鬼平犯科...
いまがわ‐りょうしゅん【今川了俊】
[1326〜1420]南北朝時代の武将・歌学者。名は貞世。伊予守。遠江(とおとうみ)守護。足利義詮(あしかがよしあきら)に仕え、幕府の引付頭人(ひきつけとうにん)を経て応安4年(1371)九州探...
ウォード【Frederick Townsend Ward】
[1831〜1862]米国の冒険家。中国名、華爾。太平天国の乱の時、外人部隊を組織して清朝に協力、常勝軍とよばれた。慈谿(じけい)の戦いで戦死。
うてい‐えんば【烏亭焉馬】
[1743〜1822]江戸後期の戯作者。江戸の人。本名、中村利貞。字(あざな)は英祝。通称、和泉屋和助。別号、立川焉馬・談洲楼など。歌舞伎通であり、また落語を自作自演し、落語中興の祖とよばれる。...
おおもり‐ひこしち【大森彦七】
南北朝時代の北朝方の武士。名は盛長。足利尊氏が九州から都に攻め上ったとき、湊川(みなとがわ)の戦いで楠木正成を破った。太平記に、正成の亡霊に悩まされるが、大般若経により怨霊を退散させたとある。ま...