ちゅうかんぎたん【忠肝義胆】
忠義一徹の心。
ちゅうくんあいこく【忠君愛国】
君主に対して忠節を尽くし、国を愛すること。▽「忠君」は君主に対して忠節であること。「愛国」は国を愛すること。
ちゅうげんぎゃくじ【忠言逆耳】
本気でする忠告とは、聞かされる方の耳にはあまり心地よいものではないが、後で必ずその人のためになるものだということ。
ちゅうげんちくろく【中原逐鹿】
群雄が相争って、天子の位を奪おうとすること。転じて、有力者がある地位をめぐって相争うことのたとえ。
ちゅうこういっち【忠孝一致】
主君に忠節を尽くすことと、親に孝行を尽くすこととが同じであること。また、それらを全うすることができること。▽「忠」は主君に対する忠義、「孝」は親孝行。
ちゅうこうたいはく【抽黄対白】
美しい色を巧みに配合すること。また、美しい文章を作ること。▽「抽黄」は黄色を抜き出すこと。「対白」は白に対するということ。四六駢儷文しろくべんれいぶんという四字句と六字句を基本として対句ついくを多用した美しい文章の作成についていう。「黄こうを抽ぬきて白はくに対たいす」と訓読する。
ちゅうこうりょうぜん【忠孝両全】
忠と孝とを、ともに完全に行うこと。また、忠と孝は本質的に同じものであるから、孝行が完全ならば忠義も全うできるということ。
ちゅうこんぎたん【忠魂義胆】
忠義を重んじ守る心のこと。▽「忠魂」は忠義ひとすじの心。「義胆」は正義を重んじる精神の意。
ちゅうさんしゃかい【鋳山煮海】
山の銅を採掘して銭を鋳、海水を煮て塩を造る意。山海の産物が豊富であること。また、多くの財貨をたくわえるたとえ。自然の資源を開発することに長たけているたとえにも用いる。▽「鋳山」は山の銅を採り、それを溶かして貨幣を造ること。「煮海」は海水を煮て塩を造る意。「山やまを鋳い、海うみを煮にる」と訓読する。「山」は「ざん」とも読む。
ちゅうしゅうのめいげつ【仲秋名月】
陰暦八月十五日の月のこと。