ごじきょう【五時教】
釈迦 (しゃか) が1代の50年間に説いた教法を5期に分類した称。中国天台宗の祖智顗 (ちぎ) が説いたもので、華厳 (けごん) 時・鹿苑 (ろくおん) 時・方等 (ほうどう) 時・般若 (はんにゃ) 時・法華涅槃 (ほっけねはん) 時をいう。
ごじはっきょう【五時八教】
天台宗で、釈迦 (しゃか) 1代の説法に対する教相判釈 (きょうそうはんじゃく) 。説法年時により5期に分けた五時と、教え導く方法の上から立てた化儀 (けぎ) の四教、導かれる側の能力に応じた教えの内容の上から立てた化法の四教とからなる八教。化儀の四教は頓教 (とんぎょう) ・漸教・秘密教・不定教 (ふじょうきょう) 、化法の四教は三蔵教・通教・別教・円教をいう。