さし‐つ・ける【差（し）付ける】

の解説

［動カ下一］［文］さしつ・く［カ下二］

1. １ ものに押し当てる。押しつける。

   1. 「甲鉄艦の船舷 (ふなべり) へ我が船舷を—・けて」〈染崎延房・近世紀聞〉

1. ２ 目の前に突き出す。突きつけるように差し出す。

   1. 「場合によっては銃剣を—・けてもかまわん」〈黒島・渦巻ける烏の群〉

1. ３ あてつける。ことさらにする。

   1. 「殿様は和漢に秀でさせ給ふと申す物でござりますと、—・けたる追従に」〈浮・妾気質〉

1. ４ さおを差して舟を着ける。

   1. 「人々興じて（相手ノ舟ヲ自分ノ）舟に—・けさせたり」〈更級〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。