出典:gooニュース
環境相「水俣病の拡大防げず心からおわび」…公式確認から68年、全ての犠牲者に祈り 水俣市で慰霊式
遺族と患者を代表し、母親が長年水俣病に苦しんだ川畑俊夫さん(73)=水俣市=は「同じ地域や家庭内でも申請した人、しなかった人さまざまだったが、みんなが水俣病に巻き込まれてきた。国や県、チッソには患者に真摯(しんし)に向き合い、全面解決にのぞんでほしい」と祈りの言葉を読み上げた。
水俣病確認68年で慰霊式=患者ら「全面解決を」―熊本
2009年成立の水俣病特別措置法で救済対象となった川畑さんは「現在も救済されず、苦しんでいる方が多くいる」とした上で、国と県、チッソに対し「患者の現状に真摯(しんし)に向き合い、全面解決を切に望む」と訴えた。伊藤環境相は「水俣病の拡大を防げなかったことをおわびする」と述べた。
水俣病公式確認から68年 救済求める戦い今も
公害の原点と言われる水俣病の公式確認から68年となる1日、熊本県水俣市では水俣病犠牲者慰霊式が行われます。 慰霊式は、1日午後1時30分からエコパーク水俣の水俣病慰霊の碑前で営まれます。 水俣病の患者遺族や伊藤環境大臣、木村知事ら約700人が参列する予定で、犠牲者に祈りを捧げます。
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