ウォールデン【Walden】
米国マサチューセッツ州ボストン西郊、コンコードの近くの池。H=D=ソローの「森の生活」の舞台。
ウォールデン‐こ【ウォールデン湖】
《Walden Pond》米国マサチューセッツ州の町コンコードにある湖。周囲3キロメートル弱。随筆家のソローが湖畔で約2年間自給自足の生活を送り、「森の生活」を著したことで知られる。ウォルデン湖...
うがち【穿ち】
1 穴をあけること。 2 ㋐表に現れない事実・世態・人情の機微を巧みにとらえること。 ㋑黄表紙・洒落本などにみられる、江戸文学の理念を示す語。人情の機微や特殊な事実を指摘し、特に遊里生活の手引き...
うき‐くさ【浮(き)草/浮き萍/萍】
1 サトイモ科の多年草。水田や池沼に浮遊し、茎は扁平な葉状で、長さ5〜6ミリ。表面は緑色、裏面は紫色で細い根を下に垂れる。3、4個集まって浮かび、葉の裏面に白い花をつけることがある。ねなしぐさ。...
うきくさ‐かぎょう【浮(き)草稼業】
浮草のように転々として一つの場所に落ち着かない職業。また、その生活。
うき‐ぐも【浮(き)雲】
《古くは「うきくも」とも》 1 空中に浮かび漂っている雲。 2 物事の落ち着きがなく不安定なさまのたとえ。「浮き」と「憂き」をかけて用いることが多い。「—の生活」 [補説]書名別項。→浮雲
うき‐よ【浮(き)世/憂き世】
1 《もとは「憂き世」の意》仏教的厭世観から、いとうべき現世。つらいことの多い世の中。無常のこの世。「—をはかなむ」「散ればこそいとど桜はめでたけれ—になにか久しかるべき」〈伊勢・八二〉 2 死...
うきよどこ【浮世床】
江戸後期の滑稽本。2編5冊。式亭三馬著。文化10〜11年(1813〜14)刊。髪結い床に集まる江戸庶民の会話を通して、当時の生活を活写している。三馬死後の文政6年(1823)、滝亭鯉丈(りゅうて...
うきよぶろ【浮世風呂】
江戸後期の滑稽本。4編9冊。式亭三馬著。文化6〜10年(1809〜1813)刊。銭湯に集まる江戸庶民の会話を通して、当時の生活の諸相を描いている。
うぐいす【鶯】
狂言。和泉(いずみ)流。梅若殿の家来が、主人のためにある男の秘蔵の鶯を刺そうとして失敗し、主人の太刀まで取られてしまう。
伊藤永之介の小説。昭和13年(1938)刊。東北農民の生活を描いた「...