じん‐ちゅう【尽忠】
忠義を尽くすこと。国家や君主に対して真心を尽くして仕えること。
せい‐けん【靖献】
《「書経」微子の「自(みづか)ら靖(やす)んじ、人自(おのづか)ら先王に献ず」から》臣下が先王の霊に真心を尽くすこと。
せいしん‐せいい【誠心誠意】
うそいつわりなく、真心をもって事に当たること。副詞的にも用いる。「—努力いたします」
せい‐じつ【誠実】
[名・形動]私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。また、そのさま。「—な人柄」 [派生]せいじつさ[名]
せい‐ちゅう【誠忠】
[名・形動]真心のこもった忠義。忠義ひとすじであること。また、そのさま。「武勇にして且つ—なり」〈吉岡徳明・開化本論〉
せき‐せい【赤誠】
少しもうそや偽りのない心。ひたすら真心をもって接する心。「国に—を尽くす」
たじょうぶっしん【多情仏心】
里見弴(さとみとん)の小説。大正11〜12年(1922〜23)発表。主人公藤代信之の女性遍歴を通して人間の真心を描く。
卵(たまご)の四角(しかく)と女郎(じょろう)の誠(まこと)
四角い卵がないように、遊女が客に真心をもつはずがないこと。あるはずのないことのたとえ。
誰(だれ)に見(み)しょとて紅(べに)鉄漿(かね)つきょうぞ
歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)」の詞章。あとに「みんなぬしへの心中立て」と続く。誰に見せようとして顔に紅をひき、お歯黒を塗ったりしましょうか、みんな恋しいあなたに真...
ちゅう【忠】
[音]チュウ(呉)(漢) [訓]じょう [学習漢字]6年 1 真心。誠意を尽くすこと。まじめ。「忠言・忠告・忠実」 2 主君や国家にひたすら尽くすこと。「忠義・忠勤・忠君・忠孝・忠臣/尽忠・誠忠...