ねはん‐ず【涅槃図】
釈迦が沙羅双樹(さらそうじゅ)の下で入滅する情景を描いた図。一般に、釈迦が頭を北、顔を西、右脇を下にして臥(ふ)し、周囲に諸菩薩(ぼさつ)や仏弟子・鬼畜類などが集まって悲嘆にくれるさまを描いたも...
ねはん‐ぞう【涅槃像】
釈迦入滅の姿を描いた絵や彫像。寝釈迦。《季 春》
ね‐ぼとけ【寝仏】
釈迦の入滅の姿を彫刻や絵画にしたもの。涅槃像(ねはんぞう)。寝釈迦。
ねんげ‐みしょう【拈華微笑】
仏語。釈迦が霊鷲山(りょうじゅせん)で説法した際、花をひねり大衆に示したところ、だれにもその意味がわからなかったが、ただ摩訶迦葉(まかかしょう)だけが真意を知って微笑したという故事。そこで釈迦は...
ねんとう‐ぶつ【燃灯仏】
過去の世に出現し、釈迦(しゃか)に将来成仏するという予言を授けた仏。
のち‐の‐ほとけ【後の仏】
釈迦(しゃか)仏のあとを受けて出現する仏。弥勒仏(みろくぶつ)のこと。「あきらけく—の御代までも光伝へよ法のともし火」〈新拾遺・釈教〉
はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈】
《仏教を廃し釈迦(しゃか)の教えを棄却する意》明治政府の神道国教化政策に基づいて起こった仏教の排斥運動。明治元年(1868)神仏分離令発布とともに、仏堂・仏像・仏具・経巻などに対する破壊が各地で...
はしら‐たいまつ【柱松明/柱炬火】
1 「柱松(はしらまつ)1」に同じ。 2 3月15日、京都市嵯峨の清涼寺釈迦堂で、大きなたいまつを燃して行う涅槃会(ねはんえ)の行事。御松明(おたいまつ)。
ハタダーゲ【Hatadage】
スリランカ中部の古都ポロンナルワにある仏教寺院跡。クワドラングルとよばれる城壁に囲まれた遺跡群の一。12世紀、シンハラ王朝のニッサンカ=マーラ王により、釈迦の歯を祭る仏歯寺として建立。サンスクリ...
はっ‐そう【八相】
釈迦(しゃか)八相のこと。その第六相の成道(じょうどう)を重んじて、八相成道ともいう。