そく‐おんびん【促音便】
音便の一。主に活用語の連用形の語尾の「ち」「ひ」「り」が「て」「た」「たり」などの語に連なるとき、促音「っ」となること。「待って(←待ちて)」「歌った(←歌ひた)」「売ったり(←売りたり)」の類...
た
[助動][たろ|○|た|た|たら|○]《助動詞「たり」の連体形「たる」の音変化》活用語の連用形に付く。連用形が撥音便、およびガ行がイ音便となる場合には連濁で「だ」となる。 1 動作・作用が過去に...
たくましゅう・する【逞しゅうする】
[動サ変][文]たくましう・す[サ変]「たくましくする」のウ音便。「政府虚威を—・すれば人民はこれを震い恐れ」〈福沢・学問のすゝめ〉
だ
[助動]助動詞「た」が動詞連用形撥音便、およびイ音便に付く場合の音変化。「読んだ」「呼んだ」「泳いだ」→た[助動]
つい
[接頭]《動詞「つ(突)く」の連用形のイ音便形から》動詞の連用形に付いて、その動詞の表す動作・作用を強める意を表す。「—くぐる」「—つくばう」「手づから—さして、錠強くさしていぬ」〈落窪・一〉
て
[接助]活用語の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の音便形に付く場合は「で」となる。形容詞、形容詞型助動詞に付く場合は「って」の形をとることもある。 1 ある動作・作用から、次の動作...
で
《助詞「て」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞の連用形の音便形に付く場合の形》 [接助]「て[接助]」に同じ。「泳い—渡る」「飛ん—火に入る夏の虫」 [終助]「て[終助]」に同じ。「もっとよ...
とう【疾う】
《形容詞「と(疾)し」の連用形「とく」のウ音便》速く。すみやかに。「あゆみ—する馬」〈竹取〉 [名]ずっと以前。とっく。→疾(と)うから →疾うに
に‐とっ‐て【に取って】
[連語]《格助詞「に」+動詞「と(取)る」の連用形の音便形「とっ」+接続助詞「て」》判断や評価の基準となるものを表す。…として。…からみて。「この額は学生—大金だ」
はつ‐おんびん【撥音便】
音便の一。主に活用語の連用形の語尾の「に」「み」「び」が「て」「た」「たり」などの語に連なるとき、撥音「ん」となること。「死んで(←死にて)」「読んだ(←読みた)」「学んだり(←学びたり)」の類...