いわとかぐら【岩戸神楽】
1 民俗芸能の一。面をつけて神々に扮し、「岩戸隠れ」「大蛇退治」など神話に取材した所作を演じるもの。神代 (じんだい) 神楽。 2 歌舞伎下座音楽の一。太鼓・大太鼓・能管で奏し、荒事 (あらごと) の出端 (では) ・立ち回り・所作などに用いる。
いわとがくれ【岩戸隠れ】
天照大神 (あまてらすおおみかみ) が、弟の素戔嗚尊 (すさのおのみこと) の乱暴を怒って天 (あま) の岩屋戸に隠れたため、天地が真っ暗になり昼がなくなったという神話。困りはてた神々が、祝詞や舞などで大神を招き出すと天地は再び明るくなったという。後半を「岩戸開き」といい、合わせて「天の岩屋戸神話」を構成する。
いわとけいき【岩戸景気】
昭和33年(1958)7月から、昭和36年(1961)12月まで、42か月間続いた景気拡大期の呼び名の一。神武景気を上回るところから、天の岩戸以来という意味で名づけられた。第四循環の拡張期に当たる。→景気循環