出典:gooニュース
輪島塗の継承 繁栄願う 漆芸美術館、元日から活気
輪島市の産業と文化の中核である輪島塗を発信する石川県輪島漆芸美術館は1日から開館し、多くの市民らが鑑賞した。輪島塗の販売額がピークの1割ほどに落ち込む中、地震で若手職人の離職が相次ぎ、生産体制は大きなダメージを受けた。来場者は苦境に直面する伝統工芸の魅力に触れ、堅牢(けんろう)で優美な漆器の継承を願った。
企画展「美しき漆芸の茶道具」
大陸から伝わり、日本で独自に花開いた漆芸の長い歴史の中で、それらは磨かれてきた。かつて日本の漆、漆器を海外では「japan」と呼んでいたように、漆芸は日本を代表する工芸だ。同館の美しい漆芸の茶道具を通して、素晴らしい漆芸の世界を味わおう。展示解説は、1/12、2/9(14時から30分程度)。
香川漆芸に魅せられて 藪内江美さんの作品も展示 日本伝統工芸展
そこで漆の歴史について学び、色漆を使うのは香川漆芸だと知った。作品で使われていたモチーフなどから、テレビで見た作品は蒟醬の人間国宝だった太田儔(ひとし)さん(1931~2019)のものだったと推測している。 大学卒業後、香川県漆芸研究所に研究生として入所。ここで初めて香川漆芸の技法を本格的に学び、太田さんと同じ蒟醬を専門に作品をつくるようになった。
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