もの‐もう・す〔‐まうす〕【物申す】

の解説

［動サ五（四）］《古くは「ものまをす」。「物言う」の謙譲語》

1. １ 要求や反対意見などを言う。注文をつける。「役所に—・す」「若者に—・す」

1. ２ ことばに出して申し上げる。

   1. 「うちわたすをちかた人に—・す我そのそこにしろく咲けるは何の花ぞも」〈古今・雑体〉

1. ３ 神仏などに、願い事を奏上する。祝詞を奏する。

   1. 「神、寺などにまうでて—・さするに」〈枕・三一〉

1. ４ 人に呼びかけたり、他家で案内を請うたりするときにいう語。

   1. 「—・さう、どいへば、何事と答ふ」〈平家・三〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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