[動ラ五(四)]
  1. 熱を加えて、むらのないようにこね固める。また、こねまぜて、粘りけが出るようにする。「あんを—・る」「のりを—・る」「粘土を—・る」

  1. (練る)生絹 (きぎぬ) を灰汁 (あく) などで煮てしなやかにする。「—・った絹」

  1. 皮類をなめす。なめし革にする。「皮を—・る」

  1. (「錬る」とも書く)金属に焼きを入れて硬質なものに鍛える。「鉄を—・る」「刀を—・る」

  1. さらによいものにするために内容検討したり、手を加えたりする。「計画を—・る」「文章を—・る」

  1. 学問技芸などを鍛えみがく。修養経験などを積む。練磨する。「技を—・る」「腕を—・る」

  1. (「邌る」とも書く)

    1. ㋐そろそろと行く。また、行列を整えてゆっくり進む。「楽隊が町を—・っていく」

    2. ㋑行きつ戻りつしながら進む。「みこしが—・る」

  1. 木の枝などをたわめて作る。

    1. 「かの丘に萩刈るをのこ縄をなみ—・るやねり麻 (そ) の砕けてぞ思ふ」〈拾遺・恋三〉

  1. 海水を煮て塩をつくる。精製する。

    1. 「潮 (うしほ) —・るかまどの煙気 (け) をぬるみ雪もたまらぬ海人 (あま) のあばら屋」〈夫木・三五〉

[可能]ねれる
[動ラ下二]ね(練)れる」の文語形。
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。