ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】
[?〜1615]安土桃山・江戸初期の武将。播磨(はりま)の人。名は基次。黒田孝高・長政に仕え、豊臣秀吉の九州出兵、文禄の役・慶長の役、関ヶ原の戦いに功をあげたが、のち、長政に疎んぜられて黒田家を...
さい‐おん【蔡温】
[1682〜1761]琉球王国の政治家。琉球名は具志頭文若(ぐしちゃんぶんじゃく)。蔡温は唐名。清の福州に留学、帰国後、尚敬王の後見役として業績をあげた。
ささき‐たかつな【佐々木高綱】
[?〜1214]鎌倉初期の武将。源頼朝の家臣。宇治川の合戦で名馬生唼(いけずき)に乗り梶原景季(かじわらかげすえ)と先陣を争って名をあげた。のち、賞の薄いのを恨み出家。
さ‐し【左思】
[250ころ〜305ころ]中国、西晋の文人。臨淄(りんし)(山東省)の人。字(あざな)は太沖(たいちゅう)。構想10年で書きあげた「三都賦」の人気が洛陽の紙価を高めた故事で知られる。詩では詠史詩...
しおのや‐おん【塩谷温】
[1878〜1962]中国文学者。東京の生まれ。号は節山。元曲の研究に功績をあげた。著「支那文学概論」「国訳元曲選」など。
たけみつ‐とおる【武満徹】
[1930〜1996]作曲家。東京の生まれ。ほぼ独学で作曲を学び、独創的な音響世界を創りあげた。勅使河原宏監督の「砂の女」、小林正樹監督の「怪談」、黒沢明監督の「乱」などの映画音楽でも知られる。...
たなか‐みちたろう【田中美知太郎】
[1902〜1985]哲学者。新潟の生まれ。京大教授。古代ギリシャ哲学、特にプラトン研究に業績をあげた。文化勲章受章。著「ロゴスとイデア」「プラトン」など。
チューリング【Alan Mathison Turing】
[1912〜1954]英国の数学者。現代計算機科学の父。1936年、論文「計算しうる数」でチューリングマシンの概念を提唱した。第二次大戦中に、ドイツの暗号解読に功績をあげたことでも知られている。
とさ‐みつおき【土佐光起】
[1617〜1691]江戸前期の画家。堺の人。光則の子。承応3年(1654)室町末期以来とだえていた宮廷の絵所預となり、土佐家を再興、江戸時代の土佐様式をつくりあげた。のち剃髪して常昭と号し、法...
とねがわ‐すすむ【利根川進】
[1939〜 ]生物学者。愛知の生まれ。分子生物学・免疫遺伝学を専攻し、免疫T細胞受容体遺伝子の研究で業績をあげた。昭和59年(1984)文化勲章受章。昭和62年(1987)ノーベル生理学医学賞受賞。