クリスティ【Agatha Christie】
[1890〜1976]英国の女流推理作家。探偵ポアロやミス=マープルが活躍する、卓抜した着想・展開の作品を書いた。作「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺人事件」「オリエント急行の殺人」など。
あきた‐みのる【秋田実】
[1905〜1977]漫才作家。大阪の生まれ。本名、林広次。横山エンタツ・花菱アチャコの漫才台本を執筆、ミヤコ蝶々・南都雄二を育てるなど、上方漫才の育成に貢献。著作に「私は漫才作者」など。
アテナイオス【Athēnaios】
2世紀ごろのギリシャの文人。その著書「博士の饗宴(きょうえん)」は今に伝わる最古の料理大全と呼ぶべきもので、当時の日常生活を知るうえでの貴重な資料。生没年未詳。
アルダー【Kurt Alder】
[1902〜1958]ドイツの化学者。ディールス‐アルダー反応として知られるジエン合成法を開発。1950年に師ディールスとともにノーベル化学賞受賞。
アンドレーエフ【Leonid Nikolaevich Andreev】
[1871〜1919]ロシアの小説家・劇作家。初期の写実的ヒューマニズムから厭世(えんせい)的、神秘的作風に転じた。二葉亭四迷など日本の作家にも影響を与えた。小説「沈黙」「血笑記」「七死刑囚物語...
イェン‐シーシャン【閻錫山】
⇒えんしゃくざん(閻錫山)
いけだ‐ますお【池田満寿夫】
[1934〜1997]版画家・小説家。満州の生まれ。瑛九(えいきゅう)の助言で銅版画をはじめ、パリ青年ビエンナーレ展で優秀賞、ベネチアビエンナーレ展で版画大賞など多くの賞を受賞。小説「エーゲ海に...
いけ‐の‐たいが【池大雅】
[1723〜1776]江戸中期の南画家。京都の人。名は勤(きん)、別号に霞樵(かしょう)など。柳沢淇園(やなぎさわきえん)・祇園南海と交わり、清人の伊孚九(いふきゅう)の画法を学ぶ。日本南画の大...
いざわ‐らんけん【伊沢蘭軒】
[1777〜1829]江戸後期の儒学者・医者。名は信恬(のぶさだ)。備後福山の藩医。門人に渋江抽斎(しぶえちゅうさい)、森枳園(もりきえん)らがいる。森鴎外の史伝「伊沢蘭軒」に描かれる。
いしむれ‐みちこ【石牟礼道子】
[1927〜2018]小説家。熊本の生まれ。水俣(みなまた)病市民会議を結成、「苦海浄土(くがいじょうど)」で患者の代弁者として水俣病を描く。続く「天の魚」「神々の村」で水俣病三部作を完成。他に...