いけだ‐ますお【池田満寿夫】
[1934〜1997]版画家・小説家。満州の生まれ。瑛九(えいきゅう)の助言で銅版画をはじめ、パリ青年ビエンナーレ展で優秀賞、ベネチアビエンナーレ展で版画大賞など多くの賞を受賞。小説「エーゲ海に...
いけ‐の‐たいが【池大雅】
[1723〜1776]江戸中期の南画家。京都の人。名は勤(きん)、別号に霞樵(かしょう)など。柳沢淇園(やなぎさわきえん)・祇園南海と交わり、清人の伊孚九(いふきゅう)の画法を学ぶ。日本南画の大...
う【禹】
中国古代、夏(か)王朝の始祖とされる伝説上の帝王。姓は姒(じ)、名を文命ともいう。父鯀(こん)の業を継いで治水に成功。舜(しゅん)から帝位を譲られた。夏禹。→洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)
おうよう‐じゅん【欧陽詢】
[557〜641]中国、唐代初期の書家。潭(たん)州臨湘(りんしょう)(湖南省)の人。字(あざな)は信本。王羲之(おうぎし)の書法を学び、楷書の規範をつくる。初唐三大家の一人。高祖の勅命によって...
おかむら‐しこう【岡村柿紅】
[1881〜1925]劇作家。高知の生まれ。本名は久寿治。市村座の経営の責任者としても活躍。「身替座禅」「棒しばり」などの舞踊劇、世話狂言「椀久末松山(わんきゅうすえのまつやま)」など。
かがわ‐げんえつ【賀川玄悦】
[1700〜1777]江戸中期の医師。近江(おうみ)の人。字(あざな)は子玄。本姓は三浦。鍼灸術(しんきゅうじゅつ)をよくしたが、難産を救ったことから助産術を独自に考案し、賀川流産科の祖となった...
かん‐かんけい【関漢卿】
中国、元の劇作家。13世紀後半に活躍。大都(北京)の人。号、已斎叟(いさいそう)。元曲四大家のうちの第一人者。女性の性格描写にすぐれ、緊密な構成を特徴とする。17種ほどの作品が現存。作「竇娥寃(...
き‐の‐かいおん【紀海音】
[1663〜1742]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。通称、榎並(えなみ)喜右衛門。豊竹(とよたけ)座の座付作者として竹本座の近松門左衛門に対抗。作「椀久末松山(わんきゅうすえのまつやま)」「お...
きのした‐じゅんあん【木下順庵】
[1621〜1699]江戸前期の儒学者。京都の人。名は貞幹(さだまさ)。別号、錦里。松永尺五(まつながせきご)に学び、加賀藩主に仕え、のち将軍綱吉の侍講となった。門下に新井白石・室鳩巣(むろきゅ...
キム‐グ【金九】
[1876〜1949]朝鮮の政治家・独立運動家。号は白凡(ベクボム)。甲午農民戦争に参加。三・一独立運動の後は上海に亡命し、大韓民国臨時政府の最高指導者として活動。第二次大戦後は南北統一運動を展...