おおした‐うだる【大下宇陀児】
[1896〜1966]推理作家。長野の生まれ。本名、木下竜夫。農商務省臨時窒素研究所に勤務するかたわら小説を執筆、「金口の巻煙草(まきたばこ)」を発表。「石の下の記録」で探偵作家クラブ賞(現、日...
おおしま‐じょうん【大島如雲】
[1858〜1940]鋳金(ちゅうきん)家。江戸の生まれ。本名、勝次郎。東京美術学校教授。精緻な蝋型(ろうがた)技法で知られる。代表作に「濡獅子図額」など。
おおしま‐なぎさ【大島渚】
[1932〜2013]映画監督。岡山の生まれ。「愛と希望の街」で監督デビュー。「青春残酷物語」で注目を集めた。その後、「日本の夜と霧」「儀式」など前衛的・政治的作品を連作し、「愛のコリーダ」「戦...
おおしま‐ますみ【大島真寿美】
[1962〜 ]小説家。愛知の生まれ。劇団を主宰の後、小説家に転身。平成4年(1992)「春の手品師」で文学界新人賞を受賞し作家デビュー。近松半二の生涯を描いた小説「渦 妹背山婦女庭訓(いもせや...
おおしろ‐たつひろ【大城立裕】
[1925〜2020]小説家。沖縄の生まれ。米国軍占領下の沖縄で高校教師となり、のち琉球政府に勤務。沖縄史料編集所長、沖縄県立博物館長を務める。かたわら小説を執筆、「カクテル・パーティー」で芥川...
おおすが‐おつじ【大須賀乙字】
[1881〜1920]俳人。福島の生まれ。本名、績(いさお)。明治41年(1908)「アカネ」誌上に俳論を発表し、新傾向俳句運動の口火を切り、のち「俳壇復古論」を唱えた。著「乙字句集」「乙字俳論...
おおすぎ‐さかえ【大杉栄】
[1885〜1923]社会運動家。香川の生まれ。東京外国語学校在学中から平民社に参加。第一次大戦後、無政府主義運動を進めた。関東大震災直後、妻伊藤野枝、甥とともに憲兵大尉甘粕正彦に虐殺された。著...
おおすみ‐よしのり【大隅良典】
[1945〜 ]生物学者。福岡の生まれ。酵母の液胞に着目し、オートファジーに関する遺伝学的な手法を用いた研究を進めた。オートファジーの仕組みを解明した功績で、平成28年(2016)ノーベル生理学...
おおたき‐えいいち【大滝詠一】
[1948〜2013]音楽家。岩手の生まれ。本名、栄一。昭和45年(1970)に、ロックバンド「はっぴいえんど」のメンバーとしてデビュー。ロックミュージックを日本語の歌詞で歌う様式が当時話題とな...
おおたき‐ひでじ【大滝秀治】
[1925〜2012]俳優。東京の生まれ。昭和25年(1950)、劇団民芸の創設時に研究生として参加。昭和45年(1970)に「審判」の演技で注目された後は、民芸の看板俳優として活躍した。映画・...