よさ‐ぶそん【与謝蕪村】
[1716〜1784]江戸中期の俳人・画家。摂津の人。本姓は谷口、のち与謝と改める。蕪村は俳号。別号、宰鳥・紫狐庵。画号、四明・長庚・謝寅など。江戸に出て俳人早野巴人(はやのはじん)(夜半亭宋...
よしい‐いさむ【吉井勇】
[1886〜1960]歌人・劇作家。東京の生まれ。「明星」「スバル」によって相聞歌などを発表、また、芸人の世界を描いた独自の市井(しせい)劇で知られる。歌集「酒ほがひ」「祇園歌集」「人間経」、戯...
よしえ‐たかまつ【吉江喬松】
[1880〜1940]詩人・評論家・フランス文学者。長野の生まれ。号、孤雁。浪漫的な自然詩人として注目された。早大教授となり仏文科を創設。著「緑雲」「仏蘭西古典劇研究」など。
よしおか‐おさむ【吉岡治】
[1934〜2010]作詞家。山口の生まれ。サトウ・ハチローに師事。代表作は歌謡曲「真赤な太陽」「さざんかの宿」「天城越え」、童謡「あわてんぼうのサンタクロース」など。紫綬褒章受章。
よしおか‐けんぼう【吉岡憲法】
剣術吉岡流の歴代当主が世襲した名。初代は直元。染織の技術も相伝し、4代目憲法(直綱)が憲法染(けんぼうぞめ)を考案したとされる。
よしおか‐やよい【吉岡弥生】
[1871〜1959]医学者。静岡の生まれ。済生学舎を卒業、東京で開業。明治33年(1900)東京女医学校(現在の東京女子医科大学)を創立。女性医学者の育成、女性の社会的地位の向上に寄与した。
よしお‐こうぎゅう【吉雄耕牛】
[1724〜1800]江戸中期の蘭学者・蘭方医。長崎の人。名は永章。通称、幸左衛門・幸作。耕牛は号。オランダ通詞のかたわら、蘭方医学を学び吉雄流の開祖となる。前野良沢・杉田玄白らを指導。「解体新...
よしかわ‐えいじ【吉川英治】
[1892〜1962]小説家。神奈川の生まれ。本名、英次(ひでつぐ)。「鳴門秘帖」「神州天馬侠」で流行作家となり、「宮本武蔵」によって大衆文学に新しい分野を開拓。以後も「新平家物語」「私本太平記...
よしかわ‐こうじろう【吉川幸次郎】
[1904〜1980]中国文学者。兵庫の生まれ。京大教授。著「元雑劇研究」「杜甫私記」「陶淵明伝」など。
よしかわ‐これたり【吉川惟足】
⇒きっかわこれたり(吉川惟足)