たけのうち‐しきぶ【竹内式部】
[1712〜1768]江戸中期の神道家。越後の人。名は敬持。号、羞斎(しゅうさい)・周斎・正庵。式部は通称。垂加神道を学び、京都で公家に尊王論を説き、追放(宝暦事件)。のち、明和事件に連座し、八...
たけのうち‐の‐すくね【武内宿禰】
大和朝廷の初期に活躍したという伝説上の人物。記紀によれば第8代孝元天皇の曽孫で、景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5朝に仕え、大臣となり、神功皇后を助けて新羅(しらぎ)出兵などに功績があったという。...
たけの‐じょうおう【武野紹鴎】
[1502〜1555]室町後期の富商・茶人。堺の人。号、一閑居士・大黒庵。歌学を三条西実隆に学ぶ。茶の湯では村田珠光の孫弟子にあたり、佗(わ)びの境地を確立、千利休・津田宗及・今井宗久らの門弟を...
たけのぶ‐よしたろう【武信由太郎】
[1863〜1930]英語学者。鳥取の生まれ。英字新聞「ジャパンタイムズ」「英語青年」を創刊。海外への日本紹介に努めた。著「武信和英大辞典」。
たけひさ‐ゆめじ【竹久夢二】
[1884〜1934]画家・詩人。岡山の生まれ。本名、茂次郎。大きな瞳に愁いをたたえた、夢二式美人は一世を風靡(ふうび)し、多数の詩画集を世に送った。「宵待草」の作詩者としても有名。
たけべ‐あやたり【建部綾足】
[1719〜1774]江戸中期の読本(よみほん)作者・俳人・国学者・画家。津軽弘前の人。本名、喜多村久域(きたむらひさむら)。俳号、涼袋。画号、寒葉斎。賀茂真淵の門人。江戸で俳諧を業としたが、の...
たけべ‐かたひろ【建部賢弘】
[1664〜1739]江戸中期の数学者。江戸の人。通称、彦次郎。号、不休。兄賢明とともに関孝和の門に入り、演段術を発展させた。円理(円弧の長さの計算法)を帰納法によって確立。天文暦理にも長じた。...
たけべ‐とんご【建部遯吾】
[1871〜1945]社会学者。新潟の生まれ。東大社会学講座の初代担当教授。コントの社会学理論を基礎として、社会学を体系化。貴族院議員。著「理論普通社会学」「応用社会学十講」など。
たけみつ‐とおる【武満徹】
[1930〜1996]作曲家。東京の生まれ。ほぼ独学で作曲を学び、独創的な音響世界を創りあげた。勅使河原宏監督の「砂の女」、小林正樹監督の「怪談」、黒沢明監督の「乱」などの映画音楽でも知られる。...
たけもと‐ぎだゆう【竹本義太夫】
(初世)[1651〜1714]浄瑠璃の太夫。義太夫節の始祖。大坂の人。本名、五郎兵衛。初め清水(きよみず)理兵衛に播磨(はりま)節を学んで清水理太夫と名のったが、貞享元年(1684)大坂に竹本...