やなぎだ‐くにお【柳田邦男】
[1936〜 ]ノンフィクション作家。栃木の生まれ。NHKの記者時代に、航空機事故の原因を追及した「マッハの恐怖」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。のちフリーとなり、医療問題や災害など幅広く取...
やまおか‐そうはち【山岡荘八】
[1907〜1978]小説家。新潟の生まれ。本名、藤野庄蔵。長谷川伸(しん)に師事。戦後、17年の歳月を費やし大河小説「徳川家康」を完成。同作品で吉川英治文学賞を受賞。他に「小説明治天皇」「小説...
やまが‐そこう【山鹿素行】
[1622〜1685]江戸前期の儒学者・兵学者。会津の人。江戸に出て儒学・兵学・神道・仏教・歌学などを修め、古学を提唱した。官学の朱子学を批判して「聖教要録」を著し、播磨(はりま)の赤穂に流され...
やまぐち‐せいし【山口誓子】
[1901〜1994]俳人。京都の生まれ。本名、新比古(ちかひこ)。高浜虚子に師事し、「ホトトギス」で活躍。都市の人工物など新しい素材を新鮮な感覚で詠んだ。のち「馬酔木(あしび)」に参加、新興俳...
やまぐち‐せいそん【山口青邨】
[1892〜1988]俳人。岩手の生まれ。本名、吉郎。高浜虚子に師事。「夏草」を主宰。写生に根ざした清純・高雅な句風で知られた。句集「雑草園」「露団々」など。
やまぐち‐ほうしゅん【山口蓬春】
[1893〜1971]日本画家。北海道の生まれ。本名、三郎。松岡映丘に師事し、新興大和絵(やまとえ)運動に参加。のち西欧的モダニズムを融合した独自の画風を確立した。文化勲章受章。
やまざき‐ちょううん【山崎朝雲】
[1867〜1954]彫刻家。福岡の生まれ。高村光雲に師事し、同門の平櫛田中らとともに日本彫刻会を結成。木彫による写実的表現に新生面を開いた。
やました‐しんたろう【山下新太郎】
[1881〜1966]洋画家。東京の生まれ。東京美術学校卒。パリでコランらに師事、ルノワールに傾倒し外光派の画風を確立。二科会・一水会の創立に参加。代表作に「窓際」「読書」「靴の女」など。昭和3...
やまだ‐ながまさ【山田長政】
[?〜1630]江戸初期、シャムの日本人町で活躍した人物。駿河の人。通称、仁左衛門。慶長16年(1611)ごろシャムに渡り、首都アユタヤの日本人町の長となって外交・貿易に従事。また、内戦を治めて...
やまもと‐きゅうじん【山本丘人】
[1900〜1986]日本画家。東京の生まれ。本名、正義。松岡映丘に師事。力強い風景画を得意としたが、晩年は詩的叙情性も示した。文化勲章受章。