いまいずみ‐いまえもん【今泉今右衛門】
肥前有田の世襲の陶芸家。代々鍋島藩窯の絵付け師を勤めた。12代今右衛門[1897〜1975]が色鍋島を復活させて再興。
いまえ‐よしとも【今江祥智】
[1932〜2015]児童文学作家。大阪の生まれ。教職や編集業のかたわら童話を執筆。「山のむこうは青い海だった」で作家デビュー。ファンタジーから長編まで作風は多彩。他に「ぼんぼん」「兄貴」「でん...
いまむら‐あきつね【今村明恒】
[1870〜1948]地震学者。鹿児島の生まれ。東大教授。関東大震災直前にその可能性を予告。震災後地震学会を創立、会長となる。地震学の発展、震災予防運動に尽力。著「理論・応用地震学」「鯰のざれご...
いまむら‐しこう【今村紫紅】
[1880〜1916]日本画家。神奈川の生まれ。本名、寿三郎。松本楓湖(まつもとふうこ)に師事し、紅児会を結成。大胆な技法と構図、新鮮な色彩感覚で近代日本画革新に貢献。
いまむら‐しょうご【今村翔吾】
[1984〜 ]小説家。京都の生まれ。江戸時代の火消しを主人公にした「火喰鳥(ひくいどり) 羽州(うしゅう)ぼろ鳶組(とびぐみ)」で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。歴史に材をと...
いまむら‐しょうへい【今村昌平】
[1926〜2006]映画監督。東京の生まれ。重いテーマを扱いつつもそこはかとない面白さが漂う、独特な作品を多く残す。昭和58年(1983)「楢山節考(ならやまぶしこう)」と平成9年(1997)...
いまむら‐ちしょう【今村知商】
江戸初期の数学者。河内の人。通称、仁兵衛。毛利重能に和算を学び、独自に研究。生没年未詳。著「竪亥録(じゅがいろく)」「因帰算歌」など。
いまむら‐なつこ【今村夏子】
[1980〜 ]小説家。広島の生まれ。平成22年(2010)太宰治賞を受賞し作家デビュー。平成23年(2011)「こちらあみ子」で三島賞受賞。「むらさきのスカートの女」で第161回芥川賞を受賞した。
こん‐とうこう【今東光】
[1898〜1977]小説家・僧侶・政治家。神奈川の生まれ。日出海(ひでみ)の兄。一時文壇から離れて天台宗の僧となるが、その後文壇に復帰。大阪の風土や人情を描いた小説で知られる。「お吟さま」で直...
こん‐ひでみ【今日出海】
[1903〜1984]小説家・評論家。北海道の生まれ。東光(とうこう)の弟。戦後、文部省に入省し、昭和43年(1968)文化庁初代長官となり文化行政に貢献する。「天皇の帽子」で直木賞受賞。他に「...