きくち‐せいし【菊池正士】
[1902〜1974]実験物理学者。東京の生まれ。菊池大麓(だいろく)の四男。大阪大学教授。雲母を用いた電子線回折を研究し、菊池線・菊池帯などの菊池図形とよばれる回折模様を発見。ドイツ留学後、大...
クラウジウス【Rudolf Julius Emanuel Clausius】
[1822〜1888]ドイツの物理学者。理論物理学を専攻。熱力学の第二法則を定式化し、はじめてエントロピーの概念を確立した。著「熱力学論」など。→熱力学の法則
シュレーディンガー【Erwin Schrödinger】
[1887〜1961]オーストリアの物理学者。波動力学の研究で量子力学論の発展に貢献。1933年、ディラックとともにノーベル物理学賞受賞。著「波動力学についての研究」。
ともなが‐しんいちろう【朝永振一郎】
[1906〜1979]物理学者。東京の生まれ。三十郎の長男。東京教育大学学長。場の量子論において超多時間理論、繰り込み理論を発表。量子電磁力学の発展に寄与し、昭和40年(1965)ノーベル物理学...
フローリー【Paul John Flory】
[1910〜1985]米国の化学者。高分子物理化学のさまざまな分野で理論と実験の基礎を築き、重合反応、高分子溶液の熱力学的性質と粘性、鎖状高分子の統計力学などに多くの業績を残した。1974年ノー...
ポアソン【Siméon Denis Poisson】
[1781〜1840]フランスの数学者・物理学者。定積分・微分方程式論を研究。変分法・確率論など幅広い分野で業績をあげ、また数学を熱力学・電磁場論などの物理学に応用した。電位などのポテンシャルを...
ラグランジュ【Joseph Louis Lagrange】
[1736〜1813]フランスの数学者。イタリア生まれ。変分法を創始し、力学体系を数学的手法で解き、著「解析力学」にまとめた。メートル法の制定にも尽力。→解析力学
ラプラス【Pierre Simon Laplace】
[1749〜1827]フランスの数学者・天文学者。数理論を天体力学に適用して成功し、太陽系の起源に関して星雲説を唱えた。解析学を確率論に応用する研究も行い、メートル法制定にも尽力。著「天体力学」など。
ランダウ【Lev Davidovich Landau】
[1908〜1968]ソ連の理論物理学者。磁性の研究をはじめ、統計力学・低温物理学・熱力学・素粒子論などの広い分野に業績を残し、液体ヘリウムの超流動、超伝導、フェルミ流体についての先駆的理論を展...
ルイ【Louis】
フランス国王の名。 (9世)[1214〜1270]在位1226〜1270。諸侯の反乱を抑えて王権を拡大。ソルボンヌ神学校を創設。第7回・第8回十字軍に参加し、チュニスで病没。聖ルイ。聖王。 ...