まきの‐とみたろう【牧野富太郎】
[1862〜1957]植物分類学者。高知の生まれ。小学校中退、独学で植物学を研究。日本各地の植物を採集して歩き、多数の新種を発見・命名。すぐれた植物図を描き、植物採集会を指導するなど知識の普及に...
まき‐ふみひこ【槙文彦】
[1928〜2024]建築家。東京の生まれ。丹下健三に師事。名古屋大学豊田講堂の設計で注目を集め日本建築学会賞を受賞。黒川紀章らとメタボリズム運動を展開するなど、日本の建築界をリードした。京都国...
まさむね‐はくちょう【正宗白鳥】
[1879〜1962]小説家・劇作家・評論家。岡山の生まれ。本名、忠夫。自然主義作家として、虚無的人生観を客観的に描いた。文化勲章受章。小説「何処へ」「泥人形」、戯曲「安土の春」、評論「作家論」など。
まじま‐りこう【真島利行】
[1874〜1962]化学者。京都の生まれ。東北大教授・阪大総長。漆のほか紫根・烏頭(うず)などの成分構造を究明。文化勲章受章。
ますかわ‐としひで【益川敏英】
[1940〜2021]物理学者。愛知の生まれ。昭和48年(1973)、小林誠と共同で「小林益川理論」を発表。基本粒子クオークが6種類以上存在すれば、宇宙の成り立ちにかかわる「CP対称性の破れ」の...
まつだ‐ごんろく【松田権六】
[1896〜1986]漆芸家。石川の生まれ。蒔絵(まきえ)にすぐれた。また、日光東照宮や中尊寺金色堂などの修復に従事。文化勲章受章。
まつばやし‐けいげつ【松林桂月】
[1876〜1963]日本画家。山口の生まれ。本名、篤。日本南画院会長。野口幽谷に師事、南宗画の正系を継いで、その近代化に尽くした。代表作に「春宵花影」など。昭和33年(1958)文化勲章受章。
まるや‐さいいち【丸谷才一】
[1925〜2012]小説家・英文学者。山形の生まれ。ジョイスの「ユリシーズ」の翻訳で注目される。「年の残り」で芥川賞受賞。他に「たった一人の反乱」「忠臣蔵とは何か」「樹影譚(じゅえいたん)」「...
みずしま‐さんいちろう【水島三一郎】
[1899〜1983]化学者。東京の生まれ。東大教授。デバイの双極子理論を実験によって立証。さらに双極子モーメントなどを研究し、分子内回転を中心とする構造化学を確立。文化勲章受章。
みやけ‐せつれい【三宅雪嶺】
[1860〜1945]思想家・評論家。石川の生まれ。本名、雄二郎。政教社を創立、雑誌「日本人」を創刊し、欧化主義と藩閥政治を批判。また、多数の社会時評・人生論などを発表した。文化勲章受章。著「我...