ちょう‐しよう【趙紫陽】
[1919〜2005]中国の政治家。河南省出身。1938年中国共産党入党。1980年首相に就任し、鄧小平を補佐。1987年党総書記となる。1989年民主化要求運動を支持したため失脚した。チャオ=...
ちょう‐じゅり【趙樹理】
[1906〜1970]中国の作家。沁水(しんすい)(山西省)の人。小説「小二黒の結婚」「李有才板話」などは毛沢東の「文芸講話」を具体化したものとして有名。他に「李家荘の変遷」「三里湾」など。チャ...
ちり‐ゆきえ【知里幸恵】
[1903〜1922]アイヌ文化伝承者。北海道の生まれ。真志保の実姉。著作にアイヌ神話の採録と翻訳をまとめた「アイヌ神謡集」がある。
ちん‐げんぴん【陳元贇】
[1587〜1671]中国、明の文人・陶工。字(あざな)は義都。号、既白山人。元和5年(1619)明末の兵乱を避けて来日して帰化。晩年は尾張徳川家に招かれ、名古屋に居住。中国拳法を教えたと伝える...
ちん‐しゅんしん【陳舜臣】
[1924〜2015]小説家。兵庫の生まれ。中国史を扱った小説を多く執筆し、日本人の中国への理解の深化に大きく貢献した。「青玉獅子香炉(せいぎょくししこうろ)」で直木賞受賞。他に「枯草の根」「孔...
ちん‐どくしゅう【陳独秀】
[1879〜1942]中国の思想家・政治家。懐寧(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は仲甫(ちゅうほ)。1915年、上海で雑誌「青年雑誌」(翌年「新青年」と改題)を創刊し、旧文化・旧道徳を批判...
つじ‐ぜんのすけ【辻善之助】
[1877〜1955]歴史学者。兵庫の生まれ。東大教授・史料編纂所初代所長。実証的な仏教史研究に業績を残した。文化勲章受章。著「日本仏教史」「日本文化史」など。
つちだ‐きょうそん【土田杏村】
[1891〜1934]思想家・評論家。新潟の生まれ。本名、茂(つとむ)。麦僊(ばくせん)の弟。西田幾多郎に師事。雑誌「文化」を発刊し、文明評論を展開。著「国文学の哲学的研究」「マルキシズム批判」など。
つちや‐ぶんめい【土屋文明】
[1890〜1990]歌人。群馬の生まれ。伊藤左千夫に師事。処女歌集「ふゆくさ」で認められ、「アララギ」の中心歌人として活躍。文化勲章受章。歌集「山下水」「自流泉」、研究書「万葉集私注」など。
つぼた‐じょうじ【坪田譲治】
[1890〜1982]小説家・児童文学者。岡山の生まれ。「赤い鳥」などを通して日本の新しい創作童話の世界を開拓した。作「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」など。