あきひと‐しんのう【彰仁親王】
[1846〜1903]幕末から明治時代の皇族。伏見宮邦家親王の第8王子。陸軍大将・元帥。維新後、東伏見宮と称し、さらに小松宮と改称。議定・軍事総裁・参謀総長などを務めた。
あきやま‐さねゆき【秋山真之】
[1868〜1918]海軍中将。愛媛の生まれ。好古(よしふる)の弟。日露戦争で東郷平八郎連合艦隊司令長官の参謀。「天気晴朗なれども波高し」などの戦報の名文で知られる。
ありすがわのみやたるひと‐しんのう【有栖川宮熾仁親王】
[1835〜1895]有栖川宮9代親王。幕末に攘夷(じょうい)論を主張。王政復古とともに総裁職に就任した。戊辰(ぼしん)戦争で東征大総督。のち、参謀総長などを歴任。
いしはら‐かんじ【石原莞爾】
[1889〜1949]陸軍中将。山形の生まれ。関東軍参謀として、満州事変、満州国建設を推進。のち、東条英機と対立、予備役(よびえき)となった。東亜連盟の指導者。
いたがき‐せいしろう【板垣征四郎】
[1885〜1948]陸軍大将。岩手の生まれ。関東軍参謀として満州事変に主導的役割を果たした。近衛・平沼内閣の陸相、支那派遣軍総参謀長を歴任。第二次大戦後、極東国際軍事裁判でA級戦犯とされ、絞首刑。
うめづ‐よしじろう【梅津美治郎】
[1882〜1949]軍人。陸軍大将。大分の生まれ。旧日本軍の華北支配を進め、第二次大戦終結に際しては参謀総長として降伏文書に調印。A級戦犯となり、終身刑。
おおやま‐いわお【大山巌】
[1842〜1916]元帥・陸軍大将。鹿児島の生まれ。西郷隆盛の従弟。陸相・参謀総長を務め、日露戦争では満州軍総司令官。
かとう‐ともさぶろう【加藤友三郎】
[1861〜1923]軍人・政治家。元帥・海軍大将。広島の生まれ。日露戦争時、連合艦隊参謀長。ワシントン会議に首席全権委員として出席。のち首相となり、シベリア撤兵、陸海軍の軍備縮小、山東還付など...
かわかみ‐そうろく【川上操六】
[1848〜1899]軍人。陸軍大将。鹿児島の生まれ。欧州視察後、陸軍の兵制をフランス式からドイツ式に転換させた。日清戦争の時、大本営参謀として作戦を指導した。
くろだ‐きよたか【黒田清隆】
[1840〜1900]政治家。鹿児島の生まれ。戊辰(ぼしん)戦争で官軍参謀として五稜郭(ごりょうかく)を攻撃。明治維新後、北海道開拓長官。日朝修好条規を締結。明治21年(1888)首相に就任、大...