まんげん‐しばん【卍元師蛮】
[1626〜1710]江戸前期の臨済宗の僧。相模の人。日本の僧の伝記の編纂を発願。三十余年諸国を歩いて資料を収集し、「延宝伝灯録」「本朝高僧伝」などを著した。
モリソン【George Ernest Morrison】
[1862〜1920]英国のジャーナリスト。オーストラリア生まれ。「ロンドン‐タイムズ」紙北京駐在員、のち中華民国政府顧問。中国滞在中に収集した極東関係の図書はモリソン文庫として、東洋文庫に収蔵...
やしろ‐ひろかた【屋代弘賢】
[1758〜1841]江戸後期の国学者。江戸の人。号、輪池。幕府の書役(かきやく)・右筆となり、塙保己一(はなわほきいち)を助けて「群書類従」編纂に参加。和漢の書を収集し、蔵書家としても知られた...
やたべ‐りょうきち【矢田部良吉】
[1851〜1899]植物学者・詩人。静岡の生まれ。東大教授。号、尚今。植物標本を収集、分類学の基礎を築き、「日本植物図解」を著す。明治15年(1882)井上哲次郎・外山正一と「新体詩抄」を刊行...
わたなべ‐かてい【渡辺霞亭】
[1864〜1926]小説家。愛知の生まれ。本名、勝。別号、碧瑠璃園(へきるりえん)・黒法師。歴史小説・家庭小説で人気を博した。江戸文学の収集家としても知られる。作「大石内蔵之助」「渦巻」。
わだ‐つなしろう【和田維四郎】
[1856〜1920]鉱物学者。福井の生まれ。ナウマンと地質調査所を建議してその初代所長となり、のち東大教授・八幡製鉄所長官なども歴任。日本産鉱物の標本を収集し、「日本鉱物誌」を著した。また、書...