はぎの‐よしゆき【萩野由之】
[1860〜1924]国史・国文学者。佐渡の生まれ。東大教授。和歌文学の近代化を目ざし、和歌改良論を唱えた。著「日本史講話」「日本制度通」「国学和歌改良論」(共著)など。
はく‐い【伯夷】
中国古代、殷(いん)末周初の伝説上の人物。孤竹君の子。国君の後継者としての地位を弟の叔斉(しゅくせい)と譲りあってともに国を去り、周に行った。のち、周の武王が暴虐な天子紂王(ちゅうおう)を征伐し...
はくいん‐えかく【白隠慧鶴】
[1686〜1769]江戸中期の僧。臨済宗中興の祖。駿河の人。号、鵠林。勅諡号(ちょくしごう)、神機独妙禅師・正宗国師。信濃飯山正受庵の道鏡慧端の法を嗣(つ)ぎ、故郷の松陰寺に住持した。京都妙心...
はくうん‐えぎょう【白雲慧暁】
[1223〜1298]鎌倉中期の臨済宗の僧。讃岐(さぬき)の人。勅諡号(ちょくしごう)、仏照禅師。初め比叡山に学び、のち泉涌寺で戒律を学ぶ。文永3年(1266)渡宋、帰国後、東福寺4世を継いだ。
はく‐き【白起】
[?〜前257]中国、戦国時代の秦の武将。郿(び)(陝西(せんせい)省)の人。昭襄王のとき、武功により武安君に封じられたが、のち、宰相の范雎(はんしょ)と不和となり、王の信を失って自殺させられた。
はく‐きょい【白居易】
[772〜846]中国、中唐期の詩人。太原(山西省)の人。字(あざな)は楽天。号、香山居士。「新楽府(しんがふ)」など、平易流暢(りゅうちょう)な詩で、もてはやされた。日本の平安文学に影響を与え...
はく‐すうき【白崇禧】
[1893〜1966]中国の軍人。広西省桂林(けいりん)の人。字(あざな)は健生。広西派の領袖で、蒋介石と対立し、のちに和解。中華人民共和国成立後は台湾に渡り、蒋介石政権に参与。パイ=チョンシー。
ば‐えん【馬遠】
中国、南宋の画院画家。河中(山西省)の人。字(あざな)は欽山。夏珪(かけい)とともに南宋の院体山水画を代表し、「馬夏」と並称される。日本の室町期の山水画に大きな影響を与えた。生没年未詳。→残山剰...
バオ‐ダイ【Bao Dai】
[1914〜1997]ベトナム、阮朝第13代皇帝。在位1925〜1945。第二次大戦後退位。のち、ベトナム民主共和国に対抗し、1949年フランスの支援のもとにベトナム国元首となったが、1955年...
ば‐けんちゅう【馬建忠】
[1844〜1900]中国、清末の学者・官僚。丹徒(江蘇省)の人。字(あざな)は眉叔。フランスに遊学し、ヨーロッパの学問方法を取り入れた多くの研究を残した。李鴻章(りこうしょう)の幕僚として外交...