にしざわ‐いっぷう【西沢一風】
[1665〜1731]江戸中期の浮世草子・浄瑠璃作者。大坂の人。名は義教。西鶴以後の代表的浮世草子作者。また、正本(しょうほん)屋を営みながら、豊竹座で浄瑠璃を執筆。浮世草子「御前義経記」、浄瑠...
にしむら‐きょうたろう【西村京太郎】
[1930〜2022]推理作家。東京の生まれ。本名、矢島喜八郎。「天使の傷痕(きずあと)」で江戸川乱歩賞受賞。「寝台特急殺人事件」で人気を集め、「終着駅殺人事件」など鉄道をトリックに使った作品を...
のさか‐あきゆき【野坂昭如】
[1930〜2015]小説家。神奈川の生まれ。コント作家、CMソング作詞家を経て本格的執筆活動に入る。自らを「焼け跡闇市派」と呼び、戯作風の饒舌体(じょうぜつたい)で戦争の悲惨さや人間の内面を描...
のむら‐こどう【野村胡堂】
[1882〜1963]小説家・音楽評論家。岩手の生まれ。本名、長一。「銭形平次捕物控」などで大衆文学の新生面を開く一方、「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音楽」なども執筆。
はに‐ごろう【羽仁五郎】
[1901〜1983]歴史学者。群馬の生まれ。旧姓、森。羽仁もと子の娘婿。唯物史観の立場から明治維新を研究。野呂栄太郎らと「日本資本主義発達史講座」の刊行に参加・執筆。第二次大戦後は広く文明批評...
ばいてい‐きんが【梅亭金鵞】
[1821〜1893]江戸末期・明治初期の戯作者。江戸の人。本名、瓜生政和。滑稽本「七偏人」、人情本「柳之横櫛」などを執筆。維新後は風刺雑誌「団団珍聞(まるまるちんぶん)」の主筆として活躍。
ばんどう‐まさこ【坂東真砂子】
[1958〜2014]小説家。高知の生まれ。イタリアでインテリアデザインを学び、帰国後、児童文学を執筆するようになる。その後、民俗的な素材や方言を多用したホラー作品を執筆し、「山妣(やまはは)」...
ひがしの‐けいご【東野圭吾】
[1958〜 ]小説家。大阪の生まれ。エンジニアの経験を生かして、理科系の専門知識を駆使した異色のミステリーを次々に発表し、若年層を中心に多くの読者を得る。その後、社会派小説やスポーツものも執筆...
ひさお‐じゅうらん【久生十蘭】
[1902〜1957]小説家。北海道の生まれ。本名、阿部正雄。フランスで演劇を学び、帰国後探偵小説を書き始める。推理、歴史、ユーモアなど幅広い分野で執筆、「小説の魔術師」と呼ばれた。「鈴木主水(...
フエンテス【Carlos Fuentes】
[1928〜2012]メキシコの小説家。メキシコ人のアイデンティティーを問う、心理主義的作品で注目される。ジャーナリストとして、雑誌編集・評論執筆も行う。作「アルテミオ=クルスの死」「我らの大地...