おおすぎ‐さかえ【大杉栄】
[1885〜1923]社会運動家。香川の生まれ。東京外国語学校在学中から平民社に参加。第一次大戦後、無政府主義運動を進めた。関東大震災直後、妻伊藤野枝、甥とともに憲兵大尉甘粕正彦に虐殺された。著...
おかもと‐いっぺい【岡本一平】
[1886〜1948]洋画家・漫画家。北海道の生まれ。東京朝日新聞社に入社、漫画担当となり、鋭い描写と警句で社会や政治を風刺した。現代漫画の創始者。かの子は妻。
おざき‐こうよう【尾崎紅葉】
[1868〜1903]小説家。東京の生まれ。本名、徳太郎。別号、十千万堂(とちまんどう)など。山田美妙らと硯友社を興し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を発刊。泉鏡花・徳田秋声など多くの門人を世...
すがわら‐の‐たかすえのむすめ【菅原孝標女】
[1008〜?]平安中期の女流文学者。父孝標は道真の玄孫。母は藤原倫寧(ともやす)の娘で、道綱母の異母妹。30歳を過ぎて祐子内親王に出仕、橘俊通の妻となった。生涯を回想的に描いた「更級(さらしな...
スティーグリッツ【Alfred Stieglitz】
[1864〜1946]米国の写真家。妻は画家のオキーフ。写真家集団「フォトセセッション」を主宰、「カメラ‐ワーク」誌を創刊するなど、近代写真の先駆者とされる。代表作「終点」「三等船室」など。
にいじま‐やえ【新島八重】
[1845〜1932]教育家。会津の生まれ。襄(じょう)の妻。旧姓、山本。会津戦争では籠城に参加し、新政府軍と戦った。維新後はキリスト教の布教と子女の教育に尽力し、同志社女学校(同志社女子大学の...
ほそかわ‐ガラシャ【細川ガラシャ】
[1563〜1600]細川忠興の妻。明智光秀の娘。名は玉。ガラシャは洗礼名。高山右近の影響でキリスト教に改宗。関ヶ原の戦いに際し、石田三成に反抗して自殺。
まつした‐ぜんに【松下禅尼】
北条時氏の妻。経時・時頼らの母。安達景盛の娘。手ずから障子の切り張りをして、子の時頼に質素倹約の手本を示したという徒然草にみえる逸事で有名。生没年未詳。
まつせ‐せいせい【松瀬青々】
[1869〜1937]俳人。大阪の生まれ。本名、弥三郎。正岡子規の門人。関西俳壇に重きをなした。句集「妻木」「鳥の巣」など。
みうら‐しゅもん【三浦朱門】
[1926〜2017]小説家。東京の生まれ。妻は曽野綾子。「第三の新人」の一人。「武蔵野インディアン」で芸術選奨。他に「箱庭」「望郷」など。昭和60年(1985)から翌年まで文化庁長官を務めた。...