しこう【子貢】
[前520ころ〜?]中国、春秋時代の人。孔門十哲の一人。衛(河南省)の人。姓は端木、名は賜。弁舌に巧みで、諸国を巡遊して政策を授け、魯(ろ)と衛の宰相となった。貨殖の才でも知られる。
しだ‐やば【志太野坡】
[1662〜1740]江戸中期の俳人。蕉門十哲の一人。越前の人。姓は志田とも。初号、野馬。「炭俵」の撰者の一人。西国を遊歴、大坂高津野に庵を結んだ。句集「野坡吟艸」など。
しづき‐ただお【志筑忠雄】
[1760〜1806]江戸中期の蘭学者。長崎の人。本姓は中野。通称、忠次郎。号、柳圃(りゅうほ)。「暦象新書」を訳述してニュートンの学説を紹介。他に訳著「鎖国論」「和蘭詞品考」など。
しばき‐よしこ【芝木好子】
[1914〜1991]小説家。東京の生まれ。本姓、大島。「青果の市」で芥川賞受賞。戦後、「洲崎(すさき)パラダイス」以下の連作で東京下町の特飲街を描く。他に自伝的三部作「湯葉」「隅田川」「丸の内...
しば‐しろう【斯波四郎】
[1910〜1989]小説家。山口の生まれ。本姓、柴田。毎日新聞に入社、週刊誌の編集に従事。「山塔」で芥川賞受賞。他に「愛と死の森」「月曜日の憂鬱(ゆううつ)」「含羞(がんしゅう)の花」など。
しばた‐れんざぶろう【柴田錬三郎】
[1917〜1978]小説家。岡山の生まれ。本姓、斎藤。スピード感あふれる文体で、自由な発想の時代小説を数多く執筆。剣豪小説で絶大な人気を集めた。「イエスの裔(すえ)」で直木賞受賞。他に「眠狂四...
しぶかわ‐しゅんかい【渋川春海】
[1639〜1715]江戸前期の暦学者。京都の人。安井算哲の子。はじめ安井算哲二世を名乗るが、のちに改姓。貞享元年(1684)平安時代以来の宣明暦を改定した貞享暦が採用され、初の幕府天文方に就任...
しろ【子路】
[前543〜前481]中国、春秋時代の人。孔門十哲の一人。魯(ろ)の人。姓は仲、名は由。武勇にすぐれ、孔子によく仕えたが、衛の内乱で殺された。季路。
じょうごん【浄厳】
[1639〜1702]江戸中期の真言宗の僧。河内(かわち)の人。俗姓、上田氏。字(あざな)は覚彦(かくげん)。江戸時代の梵学(ぼんがく)の復興に功績があった。5代将軍徳川綱吉の帰依を受け、江戸湯...
そが‐しょうはく【曽我蕭白】
[1730〜1781]江戸中期の画家。京都の人。本姓、三浦。名は暉雄(てるお)。曽我蛇足・直庵の画風を慕い、蛇足軒・蛇足十世と自称。荒々しい筆致で特異な人物画を描いた。