いちかわ‐ふさえ【市川房枝】
[1893〜1981]婦人運動家・政治家。愛知の生まれ。平塚らいてうと新婦人協会を設立し、婦人参政権獲得のために活躍。第二次大戦後、新日本婦人同盟を結成。昭和28年(1953)参議院議員となり、...
いとう‐のえ【伊藤野枝】
[1895〜1923]婦人運動家。福岡の生まれ。平塚らいてうらの青鞜社に加わり、婦人解放運動に参加。大杉栄と結婚し、夫とともにアナーキズム運動に従事。大正12年(1923)の関東大震災直後、憲兵...
うりゅう‐いわ【瓜生岩】
[1829〜1897]婦人社会事業家。福島の生まれ。孤児・貧民の救済、婦人の授産指導などに尽力した。会津済生病院を創設。
おぎの‐ぎんこ【荻野吟子】
[1851〜1913]医師・婦人運動家。武蔵の生まれ。明治18年(1885)医術開業試験に合格、近代日本の最初の女性医師となる。日本キリスト教婦人矯風(きょうふう)会風俗部長、大日本婦人衛生会幹...
おく‐むめお【奥むめお】
[1895〜1997]社会事業家・婦人運動家。福井の生まれ。平塚らいてう・市川房枝らと新婦人協会を結成して婦人運動に活躍。昭和22年(1947)参議院議員に当選。その後、主婦連合会を創立して会長...
おくむら‐いおこ【奥村五百子】
[1845〜1907]社会事業家。佐賀の生まれ。義和団事件の際は慰問使に参加し、のち愛国婦人会を設立した。
カロン【François Caron】
[1600ころ〜1673]滞日オランダ商館長。オランダ船員として来日、日本婦人と結婚。通訳となり、出島商館長を務めた。のち、東インド会社で東洋貿易に従事。著「日本大王国志」。
きしだ‐としこ【岸田俊子】
[1864〜1901]婦人運動家。京都の生まれ。号は湘烟(しょうえん)。明治初期、自由民権・男女同権を説いた。自由党副総理(副党首)中島信行と結婚し、外交界にも活躍。著「善悪の岐(ちまた)」など。
きょ‐こうへい【許広平】
[1898〜1968]中国の婦人運動家。番禺(広東省)の人。魯迅(ろじん)の妻。魯迅の死後「魯迅全集」を刊行。中華人民共和国成立後は全国婦女連合会副主席として活躍。魯迅との往復書簡集「両地書」は...
くめ‐あい【久米愛】
[1911〜1976]弁護士。大阪の生まれ。昭和15年(1940)三淵嘉子らとともに女性初の弁護士となる。昭和25年(1950)には日本婦人法律家協会を設立し、会長に就任。後年は日本政府の代表と...