ほう‐こうじゅ【方孝孺】
[1357〜1402]中国、明初の朱子学者。寧海(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は希直・希古。号、遜志(そんし)。正学(せいかく)先生と称された。恵帝に仕え、王道政治を説き、燕(えん)王...
ほうじょう‐うじなが【北条氏長】
[1609〜1670]江戸前期の旗本・軍学者。幕府大目付、安房守。北条流兵学の祖。後北条氏の出身で、軍学を小幡景憲(おばたかげのり)に学ぶ。オランダ流攻城法を学んだことや、江戸地図を作成したこと...
ほうじょう‐かてい【北条霞亭】
[1780〜1823]江戸後期の漢詩人。志摩の人。名は襄。字(あざな)は子譲・景陽。霞亭は号。京都で皆川淇園(きえん)に、江戸で亀田鵬斎(ほうさい)に学ぶ。備後の菅茶山に招かれ廉塾の塾頭、次いで...
ほうじょう‐さねとき【北条実時】
[1224〜1276]鎌倉中期の武将。義時の孫。引付衆・評定衆を歴任して、執権を補佐。学問を好み、書籍を書写・収集して、晩年に建てた武蔵国金沢の称名寺に保管。蔵書は子孫によって一層拡充され、金沢...
ほうじょう‐ときむね【北条時宗】
[1251〜1284]鎌倉幕府第8代執権。在職1268〜1284。時頼の長男。通称、相模太郎。元寇に際して強硬策をとり、文永の役・弘安の役でこれを撃退。禅を信仰し、中国宋より無学祖元を招き、円覚...
ほうねん【法然】
[1133〜1212]平安末期の浄土宗の僧。美作(みまさか)の人。諱(いみな)は源空。比叡山の黒谷で天台および諸宗を学び、安元元年(1175)称名念仏に専念する立場を確立し浄土宗を開いた。洛東吉...
ほそい‐こうたく【細井広沢】
[1658〜1736]江戸中期の儒学者・書家。遠江(とおとうみ)の人。名は知慎(ともちか)。朱子学・陽明学を修め、また、唐様書道を広めた。柳沢吉保に仕え、歴代天皇陵の修築に尽力。
ホーキング【Stephen William Hawking】
[1942〜2018]英国の物理学者。20代で筋萎縮性側索硬化症にかかるも研究を続け、ビッグバンが宇宙の特異点であることの証明、ホーキング放射によるブラックホール蒸発の発見など、天体物理学の分野...
ボーア【Niels Henrik David Bohr】
[1885〜1962]デンマークの理論物理学者。量子仮説の導入により原子構造を解明し、元素の周期律を説明。相補性原理の提唱など、原子物理学の進歩に貢献した。また原子力の国際管理を提言。1922年...
ボーダン【Jean Bodin】
[1530〜1596]フランスの政治学者・思想家。主権を国家の絶対的・永続的権力と考察。宗教戦争の渦中にあって、王権による政治的統一と平和の回復を唱えた。著「国家論」など。