みすみ‐かん【三角寛】
[1903〜1971]小説家。大分の生まれ。本名、三浦守。山窩(さんか)族の研究でも知られ、小説集「山窩血笑記」など多数発表。第二次大戦後は東京池袋で映画館の経営に専念。
みずかみ‐つとむ【水上勉】
[1919〜2004]小説家。福井の生まれ。幅広い題材と、弱者に向けられた温かいまなざしで数多くの作品を執筆し、昭和を代表する人気作家となった。人物評伝でも実力を発揮し、映像化された作品も多い。...
みた‐まさひろ【三田誠広】
[1948〜 ]小説家。大阪の生まれ。編集者、フリーライターを経て文筆活動に入る。「僕って何」で芥川賞受賞。他に「いちご同盟」「地に火を放つ者」「恋する家族」など。評論・随筆も多い。
みちお‐しゅうすけ【道尾秀介】
[1975〜 ]小説家。兵庫の生まれ。平成16年(2004)「背の眼」でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し作家デビュー。「向日葵(ひまわり)の咲かない夏」「シャドウ」など推理小説を中心に執筆。「...
ミッチェル【Margaret Mitchell】
[1900〜1949]米国の女流小説家。南北戦争を背景にした小説「風と共に去りぬ」で知られる。
みつおか‐あきら【光岡明】
[1932〜2004]小説家。熊本の生まれ。新聞社に勤務するかたわら執筆活動を行う。ルポルタージュを思わせる手法で、戦時中の人間心理や日常生活に潜むあやうさを描いて評価された。「機雷」で直木賞受...
みなかみ‐たきたろう【水上滝太郎】
[1887〜1940]小説家・評論家。東京の生まれ。本名、阿部章蔵。父の創立した生命保険会社に勤務するかたわら、「三田文学」などに作品を発表。小説「大阪」「大阪の宿」、評論・随筆集「貝殻追放」など。
みながわ‐ひろこ【皆川博子】
[1930〜 ]小説家。朝鮮の生まれ。現代の青春の生態を活写した小説からスタートしたが、その後次々と領域を広げ、人間の中の見えない狂気を描き出した幻想小説などで人気を集める。「恋紅」で直木賞受賞...
みやお‐とみこ【宮尾登美子】
[1926〜2014]小説家。高知の生まれ。高知の花柳界で成長した体験を生かした自伝的作品で人気を集める。「一絃(いちげん)の琴」で直木賞受賞。他に「櫂(かい)」「序の舞」「クレオパトラ」など。...
みやぎたに‐まさみつ【宮城谷昌光】
[1945〜 ]小説家。愛知の生まれ。本名、誠一。漢文への深い素養を生かし、古代中国を題材とした作品を多く発表している。「夏姫春秋」で直木賞受賞、「重耳(ちょうじ)」で芸術選奨受賞。他に「子産」...