えん‐ばい【袁枚】
[1716〜1797]中国、清代の文人。字(あざな)は子才。号は簡斎・随園老人。詩は格式にとらわれず、自己の性情を自由に表現すべきものと性霊(せいれい)説を主張。食通としても知られ、「随園食単」...
だっ‐き【妲己/妲妃】
「妲」は字(あざな)。「己」は姓。中国、殷(いん)の紂王(ちゅうおう)の寵妃(ちょうひ)。淫楽・残忍を極め、王とともに周の武王に殺害された。 性悪で人に害を与える女。「—のお百」
ちゅう【紂】
古代中国の殷(いん)王朝最後の王。名は辛(しん)。妲己(だっき)を溺愛(できあい)し、酒色にふけって政治を乱し、忠臣の比干(ひかん)を殺すなど、暴虐の限りを尽くして周の武王に滅ぼされた。古来、夏...
ちょう‐さい【張載】
[1020〜1077]中国、北宋の思想家。陝西(せんせい)省の人。字(あざな)は子厚。横渠(おうきょ)先生とよばれた。「太虚即気」を唱え、気の変化によって万象を説明し、また、天地と自己との一体感...
ド‐クインシー【Thomas De Quincey】
[1785〜1859]英国の随筆家・批評家。ワーズワースと共同生活を送った。自己の体験をもとにした「阿片常用者の告白」で知られる。
のま‐ひろし【野間宏】
[1915〜1991]小説家。兵庫の生まれ。戦時下の青春と一青年の自己完成への模索を描いた「暗い絵」で戦後派として認められ、以後、旺盛な筆力で問題作を発表。また、文学の国際交流にも尽力。作「真空...
ヘンリー【Joseph Henry】
[1797〜1878]米国の物理学者。ファラデーとは独立に電磁誘導を発見。自己誘導の発見、電磁式電信機や電流計の発明、太陽黒点の熱放射の観測など業績が多い。
ベルジャーエフ【Nikolay Aleksandrovich Berdyaev】
[1874〜1948]ロシアの思想家。宗教的実存主義の立場から精神の自由を基軸に、宗教・歴史哲学を展開したが、ロシア革命後パリに亡命。著「歴史の意味」「自己認識」など。
やしろ‐ひろかた【屋代弘賢】
[1758〜1841]江戸後期の国学者。江戸の人。号、輪池。幕府の書役(かきやく)・右筆となり、塙保己一(はなわほきいち)を助けて「群書類従」編纂に参加。和漢の書を収集し、蔵書家としても知られた...
ユヌス【Muhammad Yunus】
[1940〜 ]バングラデシュの経済学者。バングラデシュ(当時は英領インド帝国)のチッタゴン生まれ。ダッカ大学卒業後、米国バンダービルト大学で博士号取得。帰国後はチッタゴン大学の経済学部長となる...