ふんや‐の‐やすひで【文屋康秀】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。文琳とも称した。古今集に和歌5首が伝わっている。生没年未詳。
ふんや‐の‐わたまろ【文室綿麻呂】
[765〜823]平安初期の公卿。弘仁元年(810)薬子(くすこ)の変で上皇方について捕らえられたが、のちに許され、坂上田村麻呂とともに蝦夷(えぞ)征討で武功をあげた。
へんじょう【遍昭/遍照】
[816〜890]平安前期の僧・歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。俗名、良岑宗貞(よしみねのむねさだ)。桓武天皇の孫。良岑安世の子。素性(そせい)の父。仁明天皇に仕えたが、天皇の崩御により出家。京...
ほうねん【法然】
[1133〜1212]平安末期の浄土宗の僧。美作(みまさか)の人。諱(いみな)は源空。比叡山の黒谷で天台および諸宗を学び、安元元年(1175)称名念仏に専念する立場を確立し浄土宗を開いた。洛東吉...
まさつね【正恒】
平安中期の刀工。備前の人。古備前を代表する名工で、佐々木高綱が宇治川の合戦で使った名刀「縄切正恒」の作者。生没年未詳。
みうら‐よしあき【三浦義明】
[1092〜1180]平安後期の武将。相模の人。三浦郡の豪族で、源頼朝の挙兵に呼応して子の義澄らを遣わしたが、自らは平氏側の畠山重忠らに攻められ、衣笠城で戦死。
みつよ【光世】
平安末期、筑後の刀工。典太(てんだ)と称す。法名は元真。三池に住んだので、その一派を三池派という。作風は豪壮で、室町将軍家以来の重宝である「大典太」などの作がある。生没年未詳。
みなもと‐の‐ありひと【源有仁】
[1103〜1147]平安後期の公卿・歌人。後三条天皇の孫。源氏の姓を賜り、臣籍に降下、花園左大臣と称される。詩歌・書に通じた。日記「園槐記」、有職故実書「春玉秘抄」。
みなもと‐の‐しげゆき【源重之】
[?〜1000ころ]平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。清和天皇の皇子貞元親王の孫。相模権守(さがみのごんのかみ)。旅の歌を得意とし、また冷泉天皇の東宮時代に奉った百首は、現存する最古の百首歌とし...
みなもと‐の‐したごう【源順】
[911〜983]平安中期の歌人・学者。三十六歌仙の一人。和泉守・能登守。漢詩文・和歌にすぐれ、梨壺(なしつぼ)の五人の一人として後撰集の撰進、万葉集の訓読にあたった。著「倭名類聚鈔」、家集「源...