みなもと‐の‐よしみつ【源義光】
[1045〜1127]平安後期の武将。頼義の三男。通称、新羅三郎(しんらさぶろう)。弓術に長じ、笙(しょう)をよくした。後三年の役に際し、官を辞して兄義家を助けて武功をあげた。
みなもと‐の‐よりのぶ【源頼信】
[968〜1048]平安中期の武将。満仲の三男。鎮守府将軍。藤原道長に仕え、平忠常の乱を戦わずして鎮めて武名をあげた。
みなもと‐の‐よりまさ【源頼政】
[1104〜1180]平安末期の武将。通称、源三位(げんさんみ)入道。白河法皇・後白河天皇に仕え、保元・平治の乱に功をあげた。のち、以仁王(もちひとおう)と平氏追討を企てたが、事前に発覚して宇治...
みなもと‐の‐よりみつ【源頼光】
[948〜1021]平安中期の武将。満仲の長男。摂関家藤原氏と結び、左馬権頭となった。弓術にすぐれ、大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)退治の伝説で知られる。
みなもと‐の‐よりよし【源頼義】
[988〜1075]平安中期の武将。頼信の長男。平忠常の乱で父に従って戦功をあげ、前九年の役では鎮守府将軍として安倍氏を討ち、東国における源氏の勢力を強めた。
みぶ‐の‐ただみね【壬生忠岑】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。古今集の撰者の一人。温和で機知に富む歌風で知られる。著「和歌体十種」、家集「忠岑集」。生没年未詳。
みやこ‐の‐よしか【都良香】
[834〜879]平安前期の漢詩人・漢学者。詩文に秀でて名声が高く、文章博士(もんじょうはかせ)となった。漢文集「都氏文集」など。
みょうえん【明円】
[?〜1199]平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
みょうがく【明覚】
[1056〜?]平安後期の天台宗の僧。加賀の温泉寺に住し、悉曇(しったん)学・国語音韻などの研究にすぐれた業績を残した。著「悉曇大底」「梵字形音義(ぼんじぎょうおんぎ)」「悉曇要訣(しったんよう...
みよし‐きよゆき【三善清行】
[847〜919]平安前期の漢学者。文章博士(もんじょうはかせ)兼大学頭(だいがくのかみ)。経史・詩文に通じ、上奏文の「革命勘文」「意見封事十二箇条」は有名。また、「延喜式」の編集に参加。著「藤...