きしだ‐くにお【岸田国士】
[1890〜1954]劇作家・小説家。東京の生まれ。フランスで演劇を研究。演出家・評論家として日本の新劇運動を指導。文学座創立者の一人。戯曲「チロルの秋」「紙風船」「牛山ホテル」、小説「由利旗江...
ぎょうそん【行尊】
[1057〜1135]平安後期の天台宗の僧。源基平(みなもとのもとひら)の子。諸国を行脚(あんぎゃ)。祈祷(きとう)に優れ、天台座主(ざす)となった。和歌にもすぐれ、金葉集・新古今集などに入集。...
くらはら‐これよし【蔵原惟繕】
[1927〜2002]映画監督。旧サラワク王国(現マレーシア)の生まれ。石原裕次郎主演「俺は待ってるぜ」で監督デビュー。昭和基地に残された2頭の犬の実話に基づいて映画化した「南極物語」は空前の大...
さい‐よう【蔡邕】
[132〜192]中国、後漢の文人・学者。陳留(ちんりゅう)(河南省)の人。字(あざな)は伯喈(はくかい)。琴の名手としても知られた。六経(りっけい)の文字を校定し、自ら碑に刻した。また、飛白(...
ささき‐そういち【佐々木惣一】
[1878〜1965]法学者。鳥取の生まれ。憲法および行政法の権威として、天皇機関説、民本主義を主張。京大教授。在任中、滝川事件に連座して退官、のち、立命館大学学長。第二次大戦後、帝国憲法の改正...
すえよし‐まござえもん【末吉孫左衛門】
[1570〜1617]江戸初期の商人。大坂の人。名は吉安。徳川家康の厚遇を受け、朱印船で巨利を得た。銀座の役人になり、河内(かわち)国で代官もつとめた。
すぎむら‐はるこ【杉村春子】
[1906〜1997]女優。広島の生まれ。本名、石山春子。築地小劇場に入団ののち、文学座結成に参加。日本を代表する新劇女優として「女の一生」「欲望という名の電車」「華岡青洲(はなおかせいしゅう)...
すすきだ‐けんじ【薄田研二】
[1898〜1972]新劇俳優。福岡の生まれ。本名、高山徳右衛門。築地小劇場に入り、のち新築地劇団で活躍。第二次大戦後、新協劇団などを経て東京芸術座を結成。
スタニスラフスキー【Konstantin Sergeevich Stanislavskiy】
[1863〜1938]ソ連の演出家・俳優。モスクワ芸術座を創立、リアリズム演劇の旗手として活動。その理論スタニスラフスキーシステムは世界の俳優教育に多大の影響を与えた。著「芸術におけるわが生涯」など。
せがわ‐じょこう【瀬川如皐】
[1806〜1881]江戸末期の歌舞伎作者。3世。江戸の人。5世鶴屋南北の門下で、中村座の立作者となった。作「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」「東山桜荘子(ひがしやまさくらそうし)...