き‐の‐つらゆき【紀貫之】
[870ころ〜945ころ]平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。大内記・土佐守(とさのかみ)などを歴任。紀友則(きのとものり)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)と古今...
ぎょ‐げんき【魚玄機】
[844ころ〜871ころ]中国、唐代末の女流詩人。長安の人。字(あざな)は蕙蘭(けいらん)・幼微。詩文の才能で有名になり、女道士となったが、召使いの女を殺して死刑になった。森鴎外の小説「魚玄機」...
くどう‐えいいち【工藤栄一】
[1929〜2000]映画監督。北海道の生まれ。ドキュメンタリータッチの集団抗争時代劇を多数手がけた。代表作「十三人の刺客」「大殺陣」など。また、「必殺仕置人」「傷だらけの天使」などのテレビドラ...
こぼり‐えんしゅう【小堀遠州】
[1579〜1647]江戸初期の茶人・造園家。遠州流茶道の祖。近江(おうみ)の人。名は政一。号、宗甫・孤篷(こほう)庵。遠江守(とおとうみのかみ)。豊臣秀吉、徳川家康・秀忠らに仕え、作事奉行を務...
コワレフスカヤ【Sof'ya Vasil'evna Kovalevskaya】
[1850〜1891]ロシアの数学者。ストックホルム大教授。ロシア初の女性大学教授。偏微分方程式に関する論文と、ラプラスの土星の環の形状に関する数学的理論により、ゲッティンゲン大学の博士号取得。...
そん‐ぴん【孫臏】
中国、戦国時代の斉の兵法家。同学の龐涓(ほうけん)に才能をねたまれ、両足を切断されたが、のち、斉の威王に軍師として仕え、龐涓の率いる魏(ぎ)軍を破った。→孫子
たかさぶ‐りゅうたつ【高三隆達】
[1527〜1611]室町末期・安土桃山時代の日蓮宗の僧。堺の人。日本に渡来した宋人の子孫で、書道・連歌・音曲などに非凡な才能を発揮。諸種の音曲を折衷して独特の隆達節を創始し、庶民の間に流行させた。
たき‐れんたろう【滝廉太郎】
[1879〜1903]作曲家。東京の生まれ。ドイツに留学。日本の洋楽揺籃(ようらん)期にすぐれた才能を示した。代表作「荒城の月」「箱根八里」「鳩ぽっぽ」、ほかに歌曲「四季」など。
ダニエル【Daniel】
旧約聖書「ダニエル書」の主人公。前6世紀初め、バビロンの捕囚とされたイスラエルの青年貴族の一人。卓越した預言の才能をもち、異教徒の中でイスラエルの信仰を守り、迫害と戦った信仰の勇者。→バビロン捕囚
てらやま‐しゅうじ【寺山修司】
[1935〜1983]劇作家・歌人。青森の生まれ。早熟の歌人として才能を示したが、のち劇団「天井桟敷」を主宰して前衛演劇活動を展開。歌集「空には本」、戯曲集「血は立ったまま眠っている」など。