アーベル【Niels Henrik Abel】
[1802〜1829]ノルウェーの数学者。五次以上の一般の方程式が解けないことを証明。楕円関数を研究。代数方程式に可換群(アーベル群)を導入した。
かも‐の‐ちょうめい【鴨長明】
[1155〜1216]鎌倉前期の歌人。通称、菊大夫。名は「ながあきら」とも読む。京都下鴨神社禰宜(ねぎ)の家に生まれ、のちに社司に推挙されたが実現せず、失意のうちに出家。山城国日野の外山(とやま...
くすのき‐まさのり【楠木正儀】
南北朝時代の武将。正成の三男。兄正行戦死以後、楠木氏の棟梁(とうりょう)として活躍。のち、南北両朝の和議を図り、あるいは北朝方につき、また南朝方に帰るなど去就が複雑であった。晩年は不明。生没年未詳。
しょうふくてい‐しょかく【笑福亭松鶴】
落語家。 (5世)[1884〜1950]大阪の生まれ。本名、竹内梅之助。上方落語の保存と復興に努めた。漫才人気に対抗して、雑誌「上方はなし」を刊行。 (6世)[1918〜1986]大阪の生ま...
せき‐かんさい【関寛斎】
[1830〜1913]幕末・明治期の蘭方医。上総(かずさ)の人。佐倉順天堂の蘭方医佐藤泰然に入門、長崎でポンペに学ぶ。のち、徳島藩医となり、戊辰戦争では官軍の奥羽出張病院頭取を勤め、晩年は北海道...
つるみ‐かずこ【鶴見和子】
[1918〜2006]社会学者。東京の生まれ。昭和21年(1946)、弟の鶴見俊輔らと「思想の科学」を創刊。柳田国男・南方熊楠・折口信夫らの研究から、比較社会学理論を確立。地域の独自性に根ざした...
デカルト【René Descartes】
[1596〜1650]フランスの哲学者・数学者。近世哲学の父とされる。方法的懐疑によってすべてを疑うが、疑っている自己の存在を真理と認め、「我思う、故に我あり」の命題によって哲学の第一原理を確立...
とうじょう‐みさお【東条操】
[1884〜1966]国語学者。東京の生まれ。日本の方言学の基礎を築いた。編著「方言と方言学」「全国方言辞典」など。
ポアソン【Siméon Denis Poisson】
[1781〜1840]フランスの数学者・物理学者。定積分・微分方程式論を研究。変分法・確率論など幅広い分野で業績をあげ、また数学を熱力学・電磁場論などの物理学に応用した。電位などのポテンシャルを...
よしお‐こうぎゅう【吉雄耕牛】
[1724〜1800]江戸中期の蘭学者・蘭方医。長崎の人。名は永章。通称、幸左衛門・幸作。耕牛は号。オランダ通詞のかたわら、蘭方医学を学び吉雄流の開祖となる。前野良沢・杉田玄白らを指導。「解体新...